九州最高峰  屋久島

                          三代杉

一代目の倒木の上に二代目が育ち、
二代目の切り株の上に三代目が育っています。
それぞれ「倒木更新」「切株更新」などと言われています。
一代目の樹齢が1200年、二代目が1000年、
三代目が350年と言われています。・・・説明文より・・・

2012年4月17日〜21日

←飛流落とし
宮 之 浦 岳 

ウィルソン株の中から
空を見上げる。
雨は降ったり止んだだり、
これが屋久島の天気。

1日目のコース
2日目のコース

太鼓岩から見下ろす新緑は
紅葉のようです。
命名  雨宿り岩
よく落ちてこないものです。
怖いから静かに静かに歩きます。
大きくてカメラに収まりきれません。
左側の白い木肌はヒメシャラ。
太鼓岩から宮之浦岳
白骨樹(杉の枯木)

宮之浦岳頂上

最後の登りはきつかったですが、無事頂上に
立つことが出来ました。
数人の方が昼食を摂っていました。
最近はどこの山に行っても若者が多いので心強い。
雄大な景色を見ながら昼食を摂る。
豆腐岩(高盤岳)

まるで包丁で切ったかのようです。
ウィルソン株 
胸高周囲13.8m 
直径4.4m 
中にも入れます
以下は「もののけ姫」の舞台のイメージとなった
シダやコケで覆われた緑色の世界です。

 ←上部が7本に分かれているという七本杉

4月18日()
目指すピークは九州最高峰宮之浦岳、日本百名山の最南端でもあります。
いつものハイキングと違うところは避難小屋泊まりなので、荷物が重いことです。
寝袋、マット、ガスバーナー、ガスボンベ、食事5回分、携帯トイレ、etc、・・・
一番大きなザックで10キロ以上の重さになりました。

コース
淀川登山口・・・淀川小屋・・・花之江河(はなのえご)・・・宮之浦岳(1396m)・・・新高塚小屋泊
距離 11キロ 


AM5:15 淀川登山口までタクシーで行き、ヘッデンを点けて出発しました。
1カ月に35日雨が降るといわれる屋久島ですが、今日は最高の登山日和、木漏れ日
の中をウグイスの声を聴きながらルンルン歩きました。

雲水峡バス停に着いた途端、雨がザアザア降り出しました。
ここで協力金300円を払います。このお金はヤクスギランドと白谷雲水峡の森林環境整備事業に使われます。
16;10のバスに乗って車窓の新緑を眺めながら下山しました。

※トイレの話
山小屋のトイレに溜まったし尿はタンクに詰めて人力で担ぎ下ろしています。高塚小屋近くでタンクのし尿を担ぎ下ろしている青年に出会いました。タンクの重さは20キロもある大変な作業ですが、飛ぶようなスピードで下っていきました。私たちがトイレを使えるのはこの方たちのお陰と頭が下がります。

命名  オペラ座の怪人岩
飛流橋近くで見かけたマムシグサ
白谷小屋(WCあり、水場あり)で咲いていたシャクナゲ
ここで昼食を摂っていたらまた雨が降り出した。今日は一日降ったり止んだり・・・

ここから白谷雲水峡のバス停まで原生林歩道を歩く。こちらは歩く人が少なくて、雨が降ると増水して渡渉できない沢もあり、アップダウンも厳しい。
倒木も若木を育てて世代交代です。
縄文杉
胸高周囲:16.1m   樹高:30m  
樹齢:推定3500年ということは
BC1500年頃に芽吹いたことに
なりますが、発見はまだ新しくて1966年。
カメラに収まりきらない大きさ、貫録である。
トロッコ道は濡れているが歩き易く、途中バイオのきれいなトイレがありました。
大株歩道から屋久杉を運んだトロッコ道を下ります。
続々と登ってくる団体さん、トロッコで観光客を運んだら
繁盛するだろうにと考えながら歩く。
正直、健脚の人でなければ縄文杉までたどり着くのは大変なことです。
2010年の秋に突如として倒れてしまった翁杉
仲良く手をつないでいる夫婦杉 
 推定樹齢2000年と1500年

新高塚小屋ではネズミのいない2階に泊まりましょう

4月19日()雨が降ったり止んだり


コース

新高塚小屋・・・高塚小屋1330m・・・縄文杉・夫婦杉・・・
ウィルソン株・・・大株歩道入口・・・桶川分れ・・・白谷小屋800m・・・
白谷雲水峡・・・白谷雲水峡駐車場  距離13キロ 

AM5:15ヘッデンを点けて新高塚小屋を出発、天気が下り坂なので
早目に行動を起こす。木の根が張りだしているので躓かないように
気を付けて歩く。
高塚小屋辺りで雨がポツポツ降り出し、小屋の中で朝食を摂る。
高塚小屋は定員14名と狭いけれど小ぎれいな感じ、WCあり
、水場なし、小屋の周りにはあぶれた人達?のテントがいくつか張ってある
黒味岳1831m
永田岳1896m

ヤクシカの親子

15:00 1番乗りで新高塚小屋(1460m)に到着しました。
WCあり、水場あり

夕方になると餌を目当てにヤクシカの親子が寄ってきました。

思っていたより小さく、日光のサルにしてはいけないので食べ物はあげません。
小屋には「シカとネズミに注意」と貼り紙がありました。
2階は上り下りが面倒なので1階に陣取りましたが、暗くなると枕もとでネズミの
運動会が始まりました。5〜6センチのちいさなネズミです。
なぜか2階にはネズミがいないそうです。
このことを知っている人は一目散に2階に行ったのですが、それを知らなかった
私たちはネズミと同宿者のイビキに悩まされることになりました。

岩の形を楽しみながら笹の中を歩いて今夜の宿
新高塚小屋まで2時間30分歩きます。

今夜は新高塚小屋泊まり、定員は40名なので
早目に着いて寝場所を確保しなければなりません。

命名 亀の背岩

 花之江河  標高1600mの高層湿原
(はなのえご)

淀川小屋 WCあり、水場なし

小屋泊りの方によると昨晩は寒くて眠れなかったそうです。
ここで朝食を摂る。