「日本グランプリ」といえばこれでしょ?
ロータス23製作記
某月某日
モデルカーズ恒例の「MCコンテスト」のお題目が発表されている。
25回目のテーマは「日本グランプリ」
今では、10月に鈴鹿サーキットで行われるF−1グランプリ(GP)の事になってしまっているが、
おじさんにとっては、まだ中学生だった頃、生沢徹と高橋国光との一騎討ちだった、
1967年に行われた第4回日本GPが今でも記憶に強く残っているのです。
となれば車種は「ニッサンR380−U」に決まっているのであるが、既に、去年「日本のレーシングカー」
の時に出品していたのであります。・・・残念。
同じ物では全く芸が無いので、「年寄りには年代物がよく似合う」であろうってことから、
僕の親父が見に行ったという、1963年第1回日本GPにテーマを絞り、資料収集を開始、
毎度ながら、くるま村の「図書館」(僕が勝手に名付けてる)、館長さん、お世話になります。
ところがここで、重大なアクシデントが発生。利き腕の右手が激痛の為動かなくなってしまったのです。
模型どころか、仕事もままならぬ中、原因がなかなか判らず、(神経痛だって)治療やら、投薬やらで、
少々回復したものの、今の状態では僕の唯一の「売り」である、フルスクラッチは無理であり、
コンテストのエントリーも断念しかけていたのですが、名古屋のスロットレーシング仲間より、
「ロータス23Bをフルスクラッチしたけど、要るかね」との朗報が入る。手にしてみると、なかなか良い出来。
よし、これで何とかしてみよう。
某月某日
ぼちぼちと製作を開始。
今回作成するのは、第1回日本グランプリで優勝したピーター・ウォーがドライブしたロータス23を、例によって
スロットレーシング用にする。
目標は、一応「前回並」。でも、カラーであれば上出来、いいえ、ボツにはなりたくない、うんにゃ、参加する事に
意義がある、うん、これにしよう(笑)。
僕が入手したのはロータス23「B」である。「23」と「23B」とでは、エンジンが異なるのが大きな相違点で
あるが、カウリングの作りにも微妙に違いが見られるので、修正をする。
修正して行くうちに、やけにリヤーカウリングがやたらと大きい事に気付く。
これは原型作者の好みが反映されているのであろう・・
そういえば、○べさんの作る車はいつもヒップのボリュームが物凄い、きっとポッチャリ好みなんだな・・・(笑)。
ここは敢えて原作者の意向を尊重せず(笑)、僕の好みの形に修正することにする。
#100サンドペパー(!)で表面の不要なふくらみを削り、表面や裏面からポリパテ、プラパテを駆使しつつ少し
ずつ形を整える。時々グレイサーフェイサーを吹きつけ、細部の形を点検し、OKならば下塗りに備えて、#400で
サーフェイサーを「全部落とす」感覚で研ぎ落とす。
1日の作業時間が限られているとはいえ、2週間近くかかってしまったが、
僕なりに、23にかなり近づいたものと、納得。

某月某日
う〜ん!それにしても、何かインパクトに欠ける。
何か物足りないのである。前回は「フルスクラッチ」を売りに、製作レポートもそれなりのものになっていた
(気がする)のである。今回はいくらあちこち修正を加えているとはいえ、いわば、「キットの手直し」状態。
フィニッシュに全く自信の無い僕としては「苦しい戦い(?)」になりそうなのである。
何か無いものかと悩んでいたら、「灯台元暗し」。3年前にフルスクラッチで製作した「LOLA T160」があること
に気が付く。1969年のグランプリには酒井正と安田銀二のコンビがこの車で参加していたのである。
手元に1台残っていた物を、1969年日本グランプリ仕様にするべく、これまたポリパテとプラパテで修正を
施す。自分で型を起した製品ではあるが、あちこに気になる個所を発見する。
某ウエスト工房の製品を作るには、塗装前にこういった「余分」な工程が含まれるので、楽しいのである(?)。

「質より量」じゃ! は良いとして、はたしてインパクトがあるかどうかは・・・不安。
でも「マイナーの極致を行く」僕としてはこれしかない・・のかな?。
7月18日
ひどい「夏ばて」。
デカールを作る。Illustratorで作成して、アルプスのプリンターで打ち出す、最近の主流のやり方である。
僕の場合、打ち出す面積が小さいので、クリヤーデカールを節約する意味から、最初に「ゲラ刷り」を作り、
印刷部分のみにクリヤーデカールをテープで貼りつけ、印刷している。
ただしこのやり方は、貼りつける位置や、紙の平滑性に十二分に神経を使わないと、失敗した時に、
プリンター本体にまでダメージを与えるので、決してお勧めはできません。
1200DPI(プリンター用紙設定時、専用光沢紙を選択すると可能)で印刷した所、中間色の階調もきれいに
プリントされていました。
デカールやリボンがもったいないので、ぶっつけ本番のトライでしたが、何とかうまくいって・・安心。
![]()
7月20日
塗装にかかる。今回は「大事に走らせる」こと(多分出来ないとは思うが・・・)を前提にしているので、
ポリカ用塗料による「剥離防止下塗り」はパス。
グレーサーフェイサー→1200番手→ベースホワイト→1200番手と、下地をつくり、
ローラの場合:イエロー→シャインレッド→
ロータス23ノ場合:タミヤ・レーシングホワイトと、さんざん迷った挙句ホワイトを吹きつける。
いずれもグンゼのスプレー缶です。