千葉ニュータウン地域紙 まいたいむ北総 バックナンバー 

まいたいむ北総 バックナンバー

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2005年3月26日号

目次

主要記事
トラクター運転講習会 通学定期 お知らせ
ラーバン助成 シネリブレ アンケート【春】
自動車大学校 小林まちづくり 北総今昔【キャンペーン】
牧の原モア 本埜行財政改革
吉次沼 印旛村50周年
温水センター 大原幽学
桜名所 創年のたまり場
チューリップ



 ■トラクター運転講習会

目次へ NPO法人しろい環境塾(増木豊理事長)の「トラクター運転講習会」が3月13・14日、白井市神々廻で開かれた。
 講習会は同環境塾の「農業支援者養成事業」の一環で、参加者は女性3人を含む25人。平塚で農業を営む滝田新平さん、海老原靖正さんの協力で、両氏を講師に、参加者らがトラクターの種類や操作方法などを学び、2台のトラクターで実際に農地を耕した。
 近年は農業従事者の高齢化・後継者不足等によって休耕地や荒廃地が増大。そのため、近隣の農地への悪影響、ゴミの不法投棄を呼び込むなど環境悪化の大きな原因となっている。
 環境塾ではこれまで「里山を生かしたまちづくり」を目標に▽平塚の里でのモデル事業▽運動公園の森を生かす事業などに取り組んできているが、トラクターオペレーターの養成で、新年度にはさらに▽休耕地や荒廃地のすき返し▽高齢農家へのオペレーターの派遣▽すき返した畑や水田に野菜や花を植える「グリーンアップ事業」などの農業支援事業を検討している。
 トラクターと一口に言っても6メーカー程あり、機種によって操作方法も異なる。また狭い土地や急勾配地での技術向上、草の種類によってのトラクターの選別技能の向上等奥が深い。トラクター講習会参加者が実際に農業支援活動や市民農園化等広範囲で活躍する日が期待される。NPO法人しろい環境塾TEL:047〜491〜0660(上西)。

 ■ラーバン助成 

目次へ (株)千葉ニュータウンセンターは、今年も住みよい地域づくりのために活動する市民グループやNPOを支援する「いきいきラーバン活動助成」を行う。
◎対象…千葉NT及びその周辺地域で、自然・歴史・芸術・文化・福祉・住宅・教育・交流(コミュニティづくり)など地域づくりに貢献するグループ。
◎助成金額(総額75万円)1団体10万円または5万円◎要綱配布…4月1日から公民館、コミュニテイセンター、市民活動支援センター、市民活動支援課、助成事務局で。
◎公開審査会(参加必須)6月11日9時30分〜15時。
◎詳細TEL:0476〜46〜5823、(株)千葉ニュータウンセンター、助成事務局(宮本)。

 ■自動車大学校

目次へ 白井市大山口の「中央自動車技術専門学校」(廣川萬里校長)は、県の認可を得て4月から校名を「中央自動車大学校」に変更。高度な専門技術と、幅広い知識・良識を合わせ持つ自動車業界の将来を担う人材を育成する高等教育機関として新たなスタートを切る。
 同校は平成14年4月から4年制の1級整備士養成コースを設置。年間1400時数余の充実した授業で自動車整備の高度技術や知識の習得とともに語学やIT学習などの高等教育に取り組んできた。
 「大学校」の名称は、国交省がこうした点を評価。1級課程を持つ整備学校について県の承認を得て使用を認めたもの。「大学校」への校名変更にあたり、同校では「今後もさらに教育環境の充実と優秀な人材の輩出に努力していきたい」と話している。TEL:047〜492〜9211。

 ■牧の原モア


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印西牧の原駅北口から2月オープンしたヤマダ電機までの東西約600m、9・3haの広い敷地に、ボーリング場や温浴施設、スーパー、専門店街、飲食施設などがある複合ショッピングモール「牧の原モア」が、今年10月中旬オープンを目指し、2月25日起工した。
 「牧の原モア」はほぼ平屋建て、延床面積約1万坪店舗面積約1万8600平方メートルの施設。2月先行オープンした(1)「ヤマダ電機」のほか(2)CD・レンタル「ワンダーグー」(3)カー用品「イエローハット」(4)スーパー「ヤオコー」D薬・食品「マツモトキヨシ」E100円均一「ダイソー」F衣料品・靴「アベイル」G婦人服「ハニーズ」Hジーンズ「ゴールウェイ」I紳士服「コナカ」J英会話(NOVA)K音楽教室(伊藤楽器)Lランジェリー「ティーナ」ほかの物販、MフードコートN飲食など計約30店舗がモール(遊歩道型商店街)を形成。モールにはポイントごとに広場が設けられ、広場の周りにはフードコートも設置、ゆったりと歩きながらショッピングが楽しめる施設となる。
 牧の原駅側のO温浴施設は約2900平方メートル。露天風呂や麦飯石を使ったサウナ等のほか飲食施設も併設。またPボーリング場は約2300平方メートル、24レーン程度で、約1500平方メートルのゲームセンターも併設予定。
 同街区はジョイフル本田の東側並びで、敷地幅も同様の東西約600m。駐車場は464号に面して施設幅いっぱいに1200台設置、目的の施設の近くに車を止め買い物やレジャーが楽しめる。事業主体は(株)千葉ニュータウンセンター。

 ■吉次沼 

目次へ NHK大河ドラマ「義経」で、義経を助けて暗躍する奥州商人「金売吉次」。その吉次にまつわる伝説の沼が本埜村にある。金売吉次は奥州の砂金を京で売って長者となったという商人。鞍馬山にいた牛若丸を奥州の藤原秀衡のもとへ連れていった人物として、義経伝説などに登場する。
 江戸後期・安政年間に利根川や印旛沼流域の民俗について書かれた「利根川図志」(赤松宗旦著)では、「吉次沼は、埜原新田(現本埜村)の中の行徳新田の堤の内にある。昔、金売吉次・信高兄弟が陸奥の国に往来する途中ここを通った時、荒神左近という強盗が吉次兄弟を殺して財宝を奪った。土地の人々はここに墓を造って木を植えた。宝永元年(1704)の洪水で堤が切れ墓は流され、その跡に大きな沼ができた。これを吉次沼といい、だれも知らないほど深い。また隣の中根村戸崎に十一面観世音を祀った観音堂がありこれが金売吉次の守本尊であるといい、霊験著しい」と記されている。
 吉次が通ったという堤防は印旛村から栄町へ出る県道。吉次沼は県道脇に広がる大きな沼で、昭和40年台から釣り堀になっている。堤防は印旛沼の洪水を防ぐための堤で、吉次沼のあたりは何度も堤が切れる「切れ所」であったという。
 また観音堂は本埜村戸崎の旧本埜保育園横、戸崎青年館そばに、現在もひっそりと佇んでいる。印西大師85番札所。

 ■温水センター

目次へ  プール・大浴場・トレーニングルームのある印西地区環境整備事業組合「温水センター」に、4月1日から割引のあるプリペイドカードが導入される。
 カードは▼2200円券(販売金額2千円)▼4400円券(同4千円)▼8000円券(同7千円)の3種。利用者はカードで使用券を購入。残高不足の場合は現金の加算で利用でき割引メリットのほか毎回小銭を持参する手間がない。
 温水センターではまた、4月から構成市町村(印西市・白井市・本埜村・印旛村・栄町)の在住・在勤者で身体障害者手帳を持つ身体障害者およびその介護者(2名まで)は2時間まで無料となる。利用は窓口へ。TEL:0476〜47〜1661、NT中央駅北口7分。

 

 ■アンケート 【春】

目次へ ▼岩手の片田舎から出てきてもう33年。新幹線もない時代、特急で6時間もかけて上京しました。車中、一人で始める大学生活に希望と不安で一杯の自分をなつかしく思い出します。世の中どんどん便利でスピードアップしていく事に慣れ、ちょっとした余裕も持てなくなって来ていると思っているのは私だけでしょうか?大きくなったお腹と少なくなった髪の毛の自分に「もっとゆっくり」「もっとのんびり」と言い聞かせています。(印西市高花、T・K、50代会社員)
▼春になると雪解け水が川をうるおし、野山に花が咲き乱れ、木々が芽吹き躍動を覚えます。残雪を踏みしめ山々を踏破した若き日の思い出がよみがえってきます。青春の日々は、いつでも頭から離れることはありません。(白井市冨士、A・Y、70代、会社員)
▼子どもの頃から、小学校の花壇のチューリップが大好きでした。胸がキュンとする程好きですね!50才になった今もお花は欠かさず飾っています。やっぱりピンクのチューリップが一番グッドです。(印西市内野、F・S、50代)
▼農業の私は、春が来ると大忙しです。田んぼに畑に朝から晩まで働いています。近ごろは歳なので、今年も春がくると思うと少し憂鬱になります。(印旛村鎌苅、T・I、60代)
▼春と聞けば〃さくら〃と答えるくらいの桜好き。毎年、夫の姉夫婦と近県の桜を訪ねている。年賀状で「今年はどこに桜を見に行きましょうか?」がご挨拶。桜の花をみていると幸せになる。今年は信州の桜をはしごしてみようと思っている。(白井市堀込、R・T、50代、主婦)
▼毎年、冬のガーデニングはパンジーに決めて花のついた苗を購入。今年は秋にご近所の方から自分で種から育てたという苗をいただきました。あまりに小さくてカワイイ苗だったので、霜で枯れてしまうのでは?と思いつつ、3歳の次男と二人で植えました。先日、一株に一輪づつ花が咲いていて息子も私も大喜び。温かくなって花が一杯になるのを楽しみにしています。(本埜村滝野、M・S、40代主婦)
▼この冬に仕事を辞めました。次の仕事は自分の目標としている介護職。今、2年半働いて貯めたお金で勉強中です。両親は、これから働くところで一生懸命やりなさいと応援してくれています。くじけそうな私にこんな心優しい両親に感謝でいっぱいです。また今の悔しさ、感謝の気持ちを次の職場で活かしたいです。(白井市冨士、Y・I、20代、会社員)
▼春といえば梅の花。長男を妊娠した頃、病院で毎回体重オーバーを厳しくチェックされ、家から病院まで歩いて通院していました。途中に梅の木が何本かあり甘い香りを満喫して残りの道程を頑張って歩いたことが、毎年春になるとなつかしく思い出されます。(白井市冨士、J・S、30代主婦)
▼春というと草だんごを思い出します。長女が小さい頃、よく鼻血を出して布団を汚したものです。友達からよもぎが止血剤になると聞いて、家族で春になると江戸川の土手に。たくさん摘んで灰汁抜きをして草だんごを作り、残った分は冷凍保存し、おやつに食べさせたものです。大好評でした。(白井市大山口、Y・E、60代主婦)
▼3歳ずつ間のあいた3人の子どもを連れて、転勤先からの引越しと中学、高校の入学式が重なり、バタバタとこなした春がありました。どういう風に行動したのか少しも覚えていませんが、今でもアルバムを開くと胸がキューンとなります。(船橋市小室町、T・T、60代主婦)
▼我が家の梅の木のつぼみが少しふくらむ頃、毎年可愛いメジロがつがいで来ます。みかん、リンゴ等をついばんで、毎年孫が来てくれたよう。風はまだ冷たいのに春を運んで来てくれるようで、とても温かい気持ちにしてくれます。(印旛村平賀学園台、A・N、60代)

 ■桜名所

目次へ  春満開。北総の桜名所にも花見シーズンが訪れる。
【小林牧場】印西市・本埜村にまたがる小林牧場入口の桜並木はソメイヨシノ約270本・約1キロメートル。満開時には見事な桜のトンネルの下、たくさんの花見客で賑わう。開花時の週末は歩行者天国になり屋台なども。県道千葉臼井印西線沿い。
【今井の桜】白井市今井。南部手賀沼に注ぐ金山落の水路沿いに続く桜並木は約2キロメートル。田園風景の中、水辺の桜並木の満開時には一日カメラマンや画家も集う。ソメイヨシノ、ヤエザクラ約300本。白井工業団地から手賀へ出る道路沿い。
【吉高の大桜】印旛村吉高の大桜は樹齢300年以上のヤマザクラ。東西24・5mの枝張りは完璧なまでの均整。見頃は4月初旬。印旛村役場から県道佐倉印西線を進み瀬戸交差点左折、印旛村中央公民館先。
【白井市役所】市役所・文化会館を囲む桜が成長し桜の新名所に。市では開花時駐車場を花見に開放する。
【小室公園】昭和54年入居の千葉NT小室地区の中央公園。芝生広場を囲む桜が見事。北総線小室駅5分。
【印旛沼公園】公園入口の桜並木と芝生広場に多数の桜があり、満開時は見事。県道千葉臼井印西線、印旛沼手前左入る。
 この他にも各小中学校、公園等、桜の新旧名所は多数。

 ■チューリップ

目次へ [佐倉チューリップまつり]4月13日(水)〜17日(日)。印旛沼に面する佐倉ふるさと広場一面に34種42万本のチューリップが満開に。花の販売、オランダ衣装貸出し、屋形船遊覧、物産販売等。TEL:043〜486〜6000、佐倉市観光協会。
[柏市あけぼの山農業公園]柏市布施。18haの公園内に風車を囲むチューリップ畑のほか資料館やバーベキューガーデン、アスレチックコース等も。チューリップは4月中旬。隣接のあけぼの山公園は桜の名所。TEL:04〜7133〜8877。

 ■当選者

目次へ 【パズル当選者】
第164回まいたいパズルの正解は「ヒナマツリ」でした。正解者多数のため抽選で次の方々が当選されました。
▼まいたい特別賞《アンケート採用者から3名、図書券千円分》…菊地直志(印西市高花)佐藤麻由美(本埜村滝野)飯島可子(白井市冨士)
▼天然温泉・白井の湯賞《入浴券ペア5組》…河野由美子(印西市高花)遠藤やえ子(白井市大山口)大野恭子(印西市小林浅間)細井正子(本埜村小林)安見昭雄(白井市冨士)
▼中国料理・孫悟空賞《孫悟空お食事券千円分3名》…宮川淳子(印西市西の原)吉川弘子(印旛村吉田)木内久利(印西市木下東)
▼アリスゴルフガーデン賞《ボール券千五百円分3名》…安芸忠夫(印西市戸神台)水野芙佐子(本埜村滝野)秋山幸仁郎(白井市根)
▼自家焙煎喫茶カフェパム賞《コーヒー豆2種各100gセット、2名》…高橋清子(白井市桜台)猿田ふみ子(印西市内野)▼フランス料理・シェ・ケン賞《ディナーお食事割引券(500円×4名まで)、5名》…矢澤恵子(白井市大山口)中山明美(印旛村平賀学園台)堤梨花(印西市木刈)佐藤純子(白井市冨士)児玉章子(印西市小林浅間)

 ■北総今昔【キャンペーン】

目次へ  昭和29年の早春、伊豆大島から観光協会の人たちが木下駅前に観光キャンペーンにやって来た。紺がすりに赤いたすきがけのアンコ姿の娘さんが駅前通りの真ん中で大島節と踊りを披露。テレビが普及する前の娯楽の乏しい時代、通りはたちまち人垣であふれた。
                                   (山口正士)

 ■シネリブレ

目次へ  (株)ジョイフル本田が同社住宅展示場北側に計画しているシネコン「シネ・リブレ」は4階建延床面積6200平方メートル。110〜444席まで大中小のシネマ10スクリーン、全1855席。館内にはカフェやスナックコーナー、グッズショップも。駐車場は専用1000台。8月上旬オープン予定。

 ■小林まちづくり

目次へ  印西市小林地区で昨年1年間活動してきた「小林まち育て塾」から、新しいまちづくりの市民活動団体「小林住みよいまちづくりの会」が3月26日、小林コミュニティプラザで設立総会を行い、発足する。
 「まち育て塾」は昨年、千葉大・木下助教授の指導で小林の歴史資源等の発掘やマップづくり、古墳・名所・里山のコースづくりなどに取り組み、11月「小林ウォーキング」等を開催、1年間の活動を終了。今年1月、活動から得た知識や経験を生かして今後も継続してまちづくりを、と機運が高まり、新たに「小林住みよいまちづくり会」の設立に向けて塾生らが準備を重ね、設立総会を迎えた。
 会では▼自然と人にやさしい環境づくり▼元気で活気のある明るいまちづくり▼子どもたちが安全に安心して過ごせ、このまちをふるさとと思える快適な環境づくり▼高齢者が生きがいを見つけられる手助けと仕事づくり、等を趣旨に、古墳・名所・旧跡の整備、ウォーキング・オリエンテーリング等を実施。2、3年後には▼地域通貨(お助け通貨)の導入検討▼花いっぱい運動▼寺社めぐりとどんど焼き▼ジュニアとシニアのグランドゴルフ大会、等に取り組む計画で、将来的にはNPOの設立も視野に入れる。
 会では「小さな活動からの積み上げ」「既存の組織との連携協力」「市民だけでも行政だけでも実現できない新しい試みへの挑戦」を指針に「難しく考えず、できることから皆でわいわい楽しく活動」をめざしており、新会員を募集している。どなたでも。年会費千円。希望者は3月26日の総会(午後1時30分〜、小林コミュニティプラザ2階ホール)へ参加、または事務局TEL:97〜2101、副会長・森さん(携帯090〜7639〜5130)へ。

 ■本埜行財政改革

目次へ  本埜村議会行・財政改革特別委員会(小川利彦委員長)は、3月議会最終日の15日、議会改革についての中間報告を行った。主な内容は次の通り。
▼議員定数…現在の12名から4名削減、8名に。これにより議員報酬を30%・約1千万円削減。▼議員報酬…現在の報酬が地域で一番低く、また若い人が議員に魅力を感じず議員の高齢化が進む恐れなどから現状維持。▼常任委員等の任期…2年で見直し(再任は妨げない)。▼議長車は廃止の方向で代替案を検討。▼一般質問時間を現在の1時間から1時間半に延長、等。

 ■印旛村50周年

目次へ  昭和30年3月10日、六合村と宗像村が合併して誕生した印旛村が、今年村制50周年を迎え、3月26日、半世紀の節目を祝う記念式典が開かれる。
 印旛村は印旛沼に面し、総面積46・57平方キロメートル、人口約12500人。昭和30年の村誕生後▽42年千葉ニュータウン用地買収開始▽46年千葉ニュータウン起工▽48年役場庁舎完成▽50年印旛中誕生▽55年県立印旛沼公園完成▽58年日医大誘致構想スタート▽63年順天堂大学開学・平賀学園台入居開始▽平成5年日医大千葉看護専門学校開校▽6年日医大付属千葉北総病院開院▽12年千葉NTいには野街びらき・北総公団線印旛日本医大駅開業▽15年「ふれあいセンターいんば」オープン▽16年村立図書館オープン、と2つの医療・スポーツ系大学を核に順調に発展を遂げて来た。
 昭和30年台から60年台初めまで人口は7千人台だったが、63年の平賀学園台の入居開始で人口が増え始め平成6年には1万人突破。12年千葉NT「いには野」の街びらき・印旛日本医大駅の開業で、現在は1万2500人を突破。さらに都心と成田空港を結ぶ成田新高速鉄道や北千葉道路の整備で、今後さらなる発展へと新しい時代を迎えている。
 記念式典は3月26日10時から、来賓・表彰者150人を迎え、ふれあいセンターいんば3階で開かれる。 式典は村内の園児・小学生を中心とするグループによる太鼓演奏で開幕。佐藤榮一村長の式辞等に続き、村政功労者の表彰、作文コンクールの表彰等が行われる予定。また昭和46年から平成7年まで6期24年間村長を務め、村の発展に寄与した吉岡敏夫元村長を名誉村民として顕賞するほか、村の発展を支えた井上裕元参議院議長に特別功労表彰を行う。

 ■大原幽学

目次へ  幕末の農村指導の先駆者「大原幽学」についての講演会が3月12日、白井市立図書館の主催で開かれた。
 大原幽学は寛政9年(1797年)尾張藩の重臣の家に生まれたが、18歳で家を出て各地を巡歴。社寺や商家に寄寓し神学、仏教、儒学など多くの学問を学び独自の学問「性学」に辿りついた。その後信州、江戸で学問を講じ、35歳で房総に。房総各地を巡歴後、長部村(現干潟町)の名主の依頼で村の建て直しと農民の教育に生涯取り組んだ。
 幽学の農村指導は実践を重視し、協同組合の祖「先祖株組合」の結成、耕地整理、住居の分散移転、新しい集落の建設、等の農業改革、また門人の他、女性、子どもの教育などにも力を入れ、村を再興させた。
 しかし、こうしためざましい活躍が役人の不審を買い6年にわたり幕府の取り調べと刑を受ける。門人らはその間土工、足軽として働き、江戸滞在費を仕送りするが、刑を終えて帰村した幽学は疲弊した村に責任を感じ村の墓地で自刃。同地に葬られた。享年62歳。
 房総の地で農民・農村指導に生涯をかけた幽学について、講演会では「大原幽学記念館」学芸員の鈴木映里子氏が、経世家・思想家・教育者・農村指導者としての業績を紹介した。
 記念館は香取郡干潟町、大原幽学遺跡史跡公園内。園内には幽学の居宅兼教導所、耕地割の水田、幽学の指導で建てられた名主住宅などのほか、3千本の椿園(開花2月下旬〜4月初旬)などもある。入園無料。記念館は一般300円(小中は土日無料・その他200円)。月曜休。TEL:0479〜68〜4933。
  

 ■お知らせ

目次へ ■白井の自然を考える会「春のクリーン作戦」…16日10時15分〜12時(雨天17日)。市民の森「神々廻弁天池」。無料。軽食、飲み物、保険料は会が用意。TEL:047〜491〜9291。
■乳幼児を持つお母さんの社会参加講座3…05年7月〜06年3月、全9回。▽A…火曜・総合福祉センター。B…金曜・中央駅前センター。10〜12時。0〜3才児の保護者。親子一組・通し5千円。子ども二人は7500円(保育有)。TEL:・〓0476〜46〜2594、(特)いんば子どもネットワーク、加藤。
■フリマ北総花の丘公園…5月8日9時30分〜15時。イベント併設。手持1500円〜。不用品・手作品のみ。駐車場4時間まで300円、4時間以上600円。TEL:・〓0476〜47〜2892、フリーまむず、小林。
■英語劇教室・オリエンテイション…3月29日17時〜。白井市冨士センター2F和室。月2回練習。テキスト代1年間6300円(事務費・施設料含)。TEL:047〜443〜8645中村。
■講演会「電磁波から子どもを守ろう」…4月26日10時〜11時45分。アミュゼ柏(柏駅東口7分)。保育・要連絡。300円(資料代)。食の安全と環境を考える会。TEL:0476〜42〜4079、芹生。
■春のダンスパーティ…4月2日17時〜20時30分。印西中央公民館。千円。TEL:0476〜42〜6923松踏ダンス会、万木。
■白井市プラネタリウム4月の催し(白井市文化センター内TEL:047〜492〜1125)…【一般投映】《ガリレオ・ガリレイ〜それでも地球はまわっている》水〜金15時30分。土・日(1)14時(2)15時30分。※春休み投映(1日〜3日(1)14時(2)15時30分)。【子ども投映】《ぼくらのうちゅうりょこう》日曜11時〜。※春休み投映(1日〜3日11時〜)。【星を見る会】無料。16日(1)11時30分〜13時30分(正面玄関前)(2)19時〜20時15分(ドーム・駐車場)。【星空リラクゼーション】星空と音楽。(1)15日12時30分〜(2)16日17時30分〜。【休館】月・祝。
■北総花の丘公園(印西市原山TEL:0476〜47〜4031)【緑の教室】申込5日10時〜。▽多肉食物の寄せ植え…17日13時30分。材3千円。▽ハーブを活かしたイタリア料理…22日10時〜。材1500円。【展示会]▽一行詩の絵手紙「万葉の花たち」(5〜17日/10日体験教室あり)▽ガラスを彫る―作品展と体験制作―(15日〜17日/体験教室(1)10時〜(2)13時〜。材2千円)▽生け花とアレンジ(26日〜5月8日)▽花の写真展(26日〜5月15日)【コンサート】ヴィオリラ(大正琴)。10日14時〜。【17年度ボランティア募集】〈公園をきれいにしよう!ガーデニングクラブ〉▽ガイダンス24日13時〜。年10回程度花壇づくりや樹木の剪定等。
■講演会『寝たきりにならない健康づくりの秘訣』(印西市)…4月16日10時〜11時30分。印西市文化ホール・大ホール。講師…久野譜也氏(筑波大学大学院助教授・スポーツ医学)。500人。申込TEL:42〜5595印西市中央保健センター。
■「白井写真公募展2005」募集…【テーマ】(1)白井市で撮影した作品・しろい七福神を撮影した作品。(2)自由(プライバシー、著作権、肖像権等は作者が対処)。【サイズ】六ツ切、カラー・白黒・デジタルで指定の額装。指定額縁は事務局(白井市商工会内)で販売(千円)。【賞品】入賞者に賞状及び記念品。【審査員】PSJ・JPS会員写真家・各賞創設者。【展示】(1)全応募作品をしろい七福神まつり会場で(5月7日来迎寺・6月4日佛法寺)。(2)入賞作品は半切・額装にし白井ふるさとまつり会場で。展示費8千円。【締切】持参、又は郵送。4月20日必着。【宛先】〒270−1422、白井市復1458、白井市商工会内、しろい七福神まつり事務局。TEL:047〜492〜0721。


 ■通学定期

目次へ  千葉NT地域で長年懸案の北総線の通学定期への助成について、白井市、印旛村、本埜村は、高校生以上の通学定期を2009年度まで5年間に限り助成するための予算案を可決した。
 印旛村議会は3月8日、助成のための予算を盛り込んだ新年度予算案を可決。本埜村議会も3月15日、全会一致で可決。両村とも、単独の村運営となり厳しい財政状況が見込まれる中、予算をやりくりして通学定期への助成を決めた。
 白井市では16年度補正予算の中で5年間の助成のための債務負担行為が盛り込まれ、3月16日議会審議。議論は百出したが、高校・大学・専門学校生等を持つ家庭の通学費の負担が重く転出入にも影響を与えている現状や、子育て家庭が子どもが成長しても安心して住める子育て支援のまちづくりの観点から、採決の結果20対3で可決した。
 一方、印西市議会は3月10日、全議員による予算審査特別委員会で予算審議。市提案の新年度予算の中で(1)総合体育館(発注方法、時期・場所を見直すべき)(2)通学定期助成(5年間の債務負担、助成の在り方、対象者等)に課題があるとして15議員が反対に回り、予算案を委員会否決。そのままでは本会議でも可決されず新年度予算が執行できない非常事態となった。
 印西市議会では3月24日本会議で新年度予算の採決を行うが、北総運賃、通学定期の問題は、千葉NT地域全体で長年住民が対策を望み、若い世代の転出入など、今後のまちづくりにも影響を与える懸案問題。議員諸氏にはこうした点をふまえ、地域全体の将来をみすえた判断を望みたい。
 (本紙では印刷・発行日の関係上、同採決結果は今号に掲載できません。)

 ■創年のたまり場

目次へ  地域のために力を発揮し創造的に生きたいと願う人たちが気軽に集まり、語り合える「創年のたまり場」が、3月3日、白井市冨士の「手作りの店・ザ・ワークス」に開設された。
 「創年のたまり場」は少子高齢化社会の中、子育てを終えた主婦やリタイヤした人たちが、気軽にお茶を飲みながら地域の課題を話し合ったり、活動の拠点にできる場を広げていこうとNPO法人全国生涯学習まちづくり協会(理事長・福留強聖徳大学教授)が進める運動。個人の住宅や喫茶店などで地域に関心を持つ人が登録・開設し、会員がそこを訪ねるとお茶やコーヒーが安く飲め、情報交換や語らいの場となる。
 「ザ・ワークス」のオーナー蓮井昌雄さんは、NPO法人東京健康倶楽部会長なども務める生きがいサポーター。「創年のたまり場」の理念に賛同し千葉県第一号店を開設した。白井市冨士、ケーズデンキ隣、TEL:047〜441〜7784。

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