ノー・ケーキ 〜せいうち日記・貧乏克服編4 |
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さて、節約中とはいえ、たまには甘いものも食べたい。以前はよくケーキ屋さんに行ったものだが、1個400円から500円するケーキを買うとすぐに2000円3000円と飛んで行く。夕飯のおかず代より高いというのはちょっと考えものである。 そこで、お菓子を手作りすることにした。何を隠そう若い頃から料理は得意で、結婚した頃は奥さんに料理を教えていたくらいである。いまも家にある料理やお菓子の本は、私が独身時代に買ったものだ。クッキーやパウンドケーキくらいなら、別に本を見なくても作れる。 と思って、ちょうど豚の角煮でバラ肉を煮たとき出てきた豚の脂があったので、ちんすこうに挑戦したのが今年の正月である。クックパッドによると、ラードと同量の砂糖を練って、両方合わせた量の小麦粉を混ぜて焼けばできるらしい。スタンダードな塩味と、そのころ大量にあったみかんの皮を刻んで混ぜたのと2色作ってみた。 そして、オーブンから出てきたのは、まさしくちんすこうの味と香りがする物体だったのだが、何としても豚くさい。豚の脂から作っているのだから当り前といえば当り前だが、よく調べると昔はともかく現在では、ラードの代わりにショートニングとか、あまり匂わない油脂を使うらしいのだ。 仕方なく、冷蔵庫に保管して毎日少しずつ食べた(とてもいっぺんには食べられない)。そして、みかん味の方はそれなりにおいしく食べられたのだけれど、純粋ちんすこう味というべきプレーン塩味の方は、どうにも食べきれなくなってしまった。 仕方なく、細かく砕いて容器に入れ、すずめに食べてもらおうと庭に置いておいたのだが、鳥さえも全く寄り付かない。どうやら、豚脂の匂いは鳥も嫌がるようである。その後、庭に鳥が戻ってくるまで優にひと月はかかってしまったのだった。 これに懲りて、オーソドックスなお菓子作りを志すことにした。さすがに、クッキーやパウンドケーキは「昔取った杵柄」でちゃんとおいしくできた。ちょっと自信を取り戻して、先日はレアチーズケーキに挑戦した。 フィラデルフィア・クリームチーズを室温に戻して十分に練り、砂糖を加えてさらに練り、さらにプレーンヨーグルト、レモンの皮、レモン汁を加えて泡だて器で十分に混ぜる。そこにゼラチンパウダーをお湯で溶いてさらに混ぜる。クッキーを砕いてバターを加えた底地の上に伸ばし、冷蔵庫で2時間ほど冷やすとでき上がりである。 1回目はゼラチンの温度で失敗してしまったが、2回目は買ってきたよりもおいしいくらい会心の作品となった。よく考えると、チーズはそれほど安くないので食べないのが一番の節約ではあるが、お店で買えば1つか2つ分の値段で、たくさん作れることは間違いない。フィラデルフィア・クリームチーズを安売りしないかなあと新聞折込のスーパーの宣伝を見てしまう、今日この頃である。 [Apr 23, 2010] |
![]() | 暖かくなった日曜日、桂の木が一気にハート型の葉を繁らせました。 |
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