Welcome 佐倉稲門会


とうもん・さくら俳句の会(第六回会報より)_2011

坂田 孟夫
剪定の枝の芽ぶきし春の音

渡邉 信一
冴え返る富士霊峰に光さす

佐藤 清
初夢や息災願ふ今年また

中村 昭夫
夏山に足を止めなん鳥の声

吉野 信義
せつぶん会伽藍の庇天に映え

田中 育子
雪見馬車古牧温泉一巡

花川 章子
冴ゆる月心の中を読みとられ

大島 信三
冴え返るサイレンの音まっしぐら

澤谷 英男
天草や豊穣の海桜鯛

松平 武史
幸せのかたちそれぞれ良寛忌

和田 勇
軒先に槍のごとくに夕立かな

高橋 輝久
天井の高き禅堂冴え返る



句会は毎月第三土曜日(10時から11時半)開催中
入会は和田勇,高橋輝久宛て、メールして下さい<。



とうもん・さくら俳句の会(第五回会報より)_2010

坂田 孟夫
掘り起こす土くれにおう春隣 

渡邉 信一
万緑の御柱ごし八ヶ岳

佐藤 清
五月晴れ嬉しさ半ば傘寿かな

田中 育子
朝とりのきゅうりトゲさす指の先

花川 章子
玉響や露草のつゆ珠となり

大島 信三
カタコトと座敷わらしか亀の子か

澤谷 英男
黎明を引き裂くごとき不如帰

松平 武史
吹き降りの未明に止みて黄水仙

和田 勇
葭切や小川の魚影眺めをり

高橋 輝久
蟇出でて一歩も退かぬ歩みかな





とうもん・さくら俳句の会(第四回会報より)_2009

坂田 孟夫
山眠りポツリ灯がつく里の家

渡邉 信一
ハルニレの新芽味わう野猿かな

佐藤 清
唄響くタンゴバンドや風薫る

田中 育子
雪が舞ふ怒涛岩打つ北の海

花川 章子
誕生の祝の宴雪あかり

大島 信三
雪吊りや庭のあるじの心意気

澤谷 英男
あたたかや観音様に手を合わせ

松平 武史
秋草を活けしロビーや国訛

和田 勇
賞状に句読点なし花菜漬

高橋 輝久
うすら日をまといてをりし寒牡丹





とうもん・さくら俳句の会(第三回会報より)_2008

坂田 孟夫
百四の鯉泳ぎけり南風

渡邉 信一
オリーブや青空のした延々と

佐藤 清
五十年祝いの宴風薫る

田中 育子
友垣や付いて離れて独楽のごと

花川 章子
娑羅の木の青葉しぐれて頬ぬらし

大島 信三
見上げれば葉桜もよし山の宵

澤谷 英男
ひじき取る老女の肩のたくましさ

松平 武史
囀や紀伊の語り部老婦人

木原 亨
汐引きて浅利採りおる島人よ

和田 勇
義母の杖短かく切りし燕子花

高橋 輝久
夏めくや青きを描く画架のぞく




会報アーカイブから(第二回会報より)_2007

松平 武史
蚕豆や畝に幼な子靴の跡

澤谷 英男
清流に飛び跳ねんかな鯉幟

田中 育子
大根をきざむリズムや鍋煮立つ

佐藤 清
むくみとれ妻の笑顔で初笑い

花川 章子
万緑や船に揺られて利尻島

大島 信三
いつまでも娘は娘お年玉

木原 亨
凛と咲く一本だけの大桜

和田 勇
口笛のとぎれとぎれや啄木忌




会報アーカイブから(第一回会報より)_2006

松平 武史
畑仕事一汗かいて朝餉かな

澤谷 英男
寒月や凍てつく道の青白さ

田中 育子
円描くしだれ桜の花の陰

佐藤 清
陽を受けて輝く緑五月晴れ

花川 章子
朝もやにほのかな香り薔薇の花

大島 信三
初釜に和服でおわす総理かな

木原 亨
妻と焼く蛤開き磯香る

和田 勇
薄氷やはだか祭りの男衆

高橋 輝久
座禅堂かしづく如く雨蛙