今月のコメント 〜 65まで働く?生活
先ごろ、65歳までの雇用を企業に義務付ける高年齢者雇用促進法の改正法案が閣議決定された。これまでも65歳までの雇用を促進することについては法律に明記されていたが、いよいよ義務化された訳である。
周知のことながら、この法律の趣旨は「働きたい人にはむやみに定年を設けず働き続ける環境を整備してください」ということではなくて、年金制度がパンクして国では老後の面倒がみられなくなったので、民間で何とかしてくださいということである。まことにもって、先見性のないことである。
口の悪い人がよく言うように、年金制度は国家規模のねずみ講のようなものだから、最初の世代には笑いが止まらないがいずれ収支とんとんになり、最後は払うだけで受け取れないことになるのは最初から決まっている。まあ、社会福祉だと思って払う方が精神衛生上はよろしいだろう。
私がここで言いたいのはそういうことではなくて、就職した頃は55歳くらいでリタイアすると思っていたのが60歳になり65歳になり、段々ゴールが先に伸びているのは一体どういうことなんだということである。
もちろん、いまの私は年金だけで暮らしていくのは至難の技だが、ここ数年で相次いで破綻した厚生年金基金やら適格退職年金制度がきちんと機能していれば、全く問題はなかったのである。そんな”ねずみ講制度”が長持ちするはずがないと見通せないのが悪いと言われるとそれまでだが。
65歳までというと、あと10年。いまの心境は、42.195km走ってきたら、ゴールはさらに10km先であったというようなもので、猫ひろしもびっくりであろう。まあ、こうした事態に備えるためには、まず健康維持である。昨年来の節制で、約二十年ぶりに体を絞ってきている。それでも、同窓会に出ると「太ったなあ」と言われてしまうのだけれど。
[Mar 19,2012]