リバイの嵐  (ポーカーの奥深い世界第49話) [Oct 1, 2007]

先週の火曜日は上野のSTEPS、ラウンド6までの1時間半、リバイ可能なトーナメントである。前にも書いたことがあるが、リバイで全体のチップ量を増やしインフレにしてしまうと上級者が有利になるので、わたし的には序盤の打ち回しを慎重にしなければならない。へたにレイズなどするとあっという間にオールイン合戦になってしまうのだ。

1テーブルで午後7時にスタートしたトーナメントは、2ラウンド途中で人数が増えて2テーブルに分かれた。その時は予想すらしていなかったが、ここで1番テーブルに回ったのが運の尽きだった。見かけは2番テーブルに猛獣の人たちが回ったので、そんなに悪そうではなかったのだが。

テーブル分割早々に55が到着。まあリバイありなので、プリフロベットからフロップと打っていくと、なぜか下家のiguさんが66を持っていて、一目負け。まあ、このへんはご挨拶だからと思ってリバイ1回目。そのすぐ後に、AJからレイズしてフロップでがトッブペアとなりオールイン。あっさりコールしたiguさんが2ポケットがセットになっている。早くもリバイ2回目である。

徐々にブラインドが上がり、2000点ではレイズにコールしたとたんオールインという状況となる。次のオールインはA2からヒットでボードに3と5が出ている。A24の9アウツあったのだが当然のように落ちずにリバイ3回目。次もボード2ヒットからのオールインだったのだが、ターン、リバーでそれぞれフロップの2枚目が出て2のペアは何の役にも立たなくなり、4リバイ。このあたりから、あまりのツキのなさに狙い撃ちの様相を示すようになってしまった。

AJでレイズしたらチップを持っている人からオールイン要求。さきほどAAが入っていた人なので「続けてはないよね」とコールすると、なぜかまたもやAAを持っている。リバイ5回目。リバイの2000点をそのまますぐ後のATでオールインすると、なぜかQ9で受けられる。当然のように9が落ちて、リバイ6回目。チップレースでも3と6のナチュラルナインで一人だけチップをもらいそこねてしまう。

そして300-600のUTG、このブラインドが回ってしまったら自然死のリバイである。ハンドは78。苦しいけれどオールインである。すると、いま来たばかりのitoさんがにっこり笑ってコール。開いたのはKK「なんでそんなの持ってんだよ~」と絶叫である。

もちろんそのまま負けで、7回目のリバイはせずに帰る。なに、こんな日もあるさ。6リバイですめば、2リバイ4アドオンと同じだしね、と変なところで強がってみるけれど、おそらく上野広小路の駅まで下を向いて頭を左右に振っていたのだろうと思う。

[Oct 1, 2007]

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