マイナス思考  (ポーカーの奥深い世界番外編8) [Apr 22, 2008]

注.表題どおり、気の滅入る記事です。ご注意ください。

JPPA上野本部、通称「部室」に、畏友BBSTARさん作成のポーカー標語集が掲示されている。いわく、「人に当るな、当てるのはボードだけ」「いつまでもあると思うな、親とスタック」「怒るな客が減る」等々である(記憶なもので少し違います。すみません)。

これを見るたびに、人間死ぬまで修業だなあと思う。他人に手が入り自分には来ない。自分が引きに行くと絶対引けないのに、引かれちゃいけない場面ではしっかり引かれる。ポーカーをしている時間の大部分がそうなので、正直なところそれをコントロールするのがすごく難しい。

最近ようやく自分の運の流れが分かってきて、私の場合、人の何倍も運の偏りが大きい。手が入らない時には本当に確率1%以下のようなことが平気で起こる。逆に入る時にはありえない入り方をする。問題は、リミットホールデムの序盤でいくら入ったところで、勝負にはほとんど影響しないということである。

先週のWPJ5では6時間半とうとうAAが来ず、KKも序盤の1手だけだったが、その流れは続いていて、火曜日のSTEPS、土曜日のストラドル杯、日曜日のスト杯シーズン決勝と、AAからJJまでのハイペアがとうとう1度も入らなかった

AAが12時間来ない確率は、1時間40ハンドとして約9%。これはまあ、仕方がないかもしれない(私の場合)。しかし、AAからJJまで10時間来ない確率は、0.03%である。ちょっと勘弁してほしい数字である。

もちろん、手が来ないなら来ないなりの打ち方をすべきなのだが、ハンドが悪いという時点で、かなり気分は落ち込んでいるのである。なぜか人のところにAA、KK、QQが嵐のように入っているのを見ていて、穏やかな気持ちでいるのはかなり難しい。

そして、そういう時は例外なくボードにも裏切られるのである。STEPSでは、Q以下のペア二人と私のAKというオールインの場面で、AもKも出ず。ストラドル杯ではTTでオールインしたらshadowさんのAKとぶつかり、フロップでAが2枚出た。

スト杯シーズン決勝ではAJオールインでotonnさんから出てきたのはKK。あっさりAが落ちるはずもなく敗退。夕飯前に帰ることになって奥さんから「もう帰ってきたの!」と言われてしまった。

ポーカーの祭典AJPCまであと1ヵ月、手が入る気がしないし、ボードにも当たる気がしない。かなりまずい状況である。底なしのマイナス思考に陥りつつある。

[Apr 22, 2008]

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