久しぶりの大阪ポーカーオフ (ポーカーの奥深い世界第72話) [Sep 2, 2008]
8月24日、日曜日。寝たか寝ないか分からないうちに朝になった。ユニットバスの洗面で鏡を見ると、目が真っ赤である。さすがに、2日連続の午前様はシニアにとって厳しい。1階に下りて朝食。私のひいきにしている東横インは、アメリカのB&Bを参考に作られていて、おにぎりと味噌汁、お新香、コーヒーの朝ご飯がサービスでつくのである。
朝食の後、お風呂に入ってからオリンピックのマラソン中継をみていたら、チェックアウトの時間になった。ロビーで待ち合わせていたスナイパーさんと落ち合って、山陽本線で大阪ポーカーオフの開催される新大阪・KOKO PLAZAに向けて出発した。
午後1時すぎに会場に到着。大阪ポーカーオフはこのところ合同大会への参加が続いていて、KOKO PLAZAには久しぶりである。相変わらず、楽器を持った若い人が多い。今回は4階の会議室で、ここでもベランダでダンスの練習をしている人と目が合ってしまい、少々戸惑ってしまう。
部屋に入ると、4テーブル用意されている。しばらくお伺いしなかったが、なかなか盛況のようだ。幹事のあきさん、点心さんや、常連の全裸の会会長さん、けせらさんたちにご挨拶しているうちに時間になった。指定された席に座っていると、後ろから肩を叩かれる。2つ左の空いた席に来たのは、東京から大阪に拠点を移した「看板にゃ」さん(東京名たさかさん)であった。
まさにその日行われていたWPTサテライトの話題で盛り上る。実はこのWPT、我中のGONティーがサテライトから本戦進出、ダイレクトバイインのkopaさんがファイナル直前まで勝ち残ってイン・ザ・マネーという日本代表の大活躍(kopaさん、GONティーおめでとうございました)に盛り上った大会となったのだが、もちろんその時点で知る由もなかったのでありました。
1000点持ちの5-10リミットからスタート。開始初手が何ヵ月ぶりかのAAである。こういう時に来るんだからなー、とプリフロップから打ちっぱなし。しかし相手がフロップセットで、あっさり敗退。リミットだから良かったようなものの、いきなり900点に減らしてのゲーム開始という悲しいことになってしまった。
大阪オフ初登場のスナイパーさんに、「大阪はすぐオールインが飛んでくるから要注意ですよ」とお話ししたように、大阪には思い切りのいいプレイヤーが多い。この日も、開始1時間を過ぎる頃から、「オールイン!」の声があちこちのテーブルから聞こえるようになった。
見たところ新しいメンバーもかなり増えているようなのだが、このあたり大阪のDNAなのかもしれない。もっともこの日は、600点くらいまで減らしたときにオールインが飛んできて、たまたまこちらがKKだったものだからダブルアップできて、そこで何とか一息つく。
200-400のラウンドあたりからは、強気にスチールを仕掛ける。相手がショートだったりして受けられてしまった場合には、仕方がないのでこちらからオールインである。増えた時は4000点、減った時は2000点くらいを行ったり来たりしている間に、ファイナルテーブルまで到達する。時計をみると5時。開始から約3時間である。
前の日は6時間でAK、KK、AKしか来なかったのに、この日は半分の3時間でAA、KK、それにスチールハンドのAハイカードや絵札2枚、ミドルペアなどが来てほしい時にどんどん入る。これは期待できそうな気配である。
ファイナルに入ってしばらくして、看板にゃさんともうお一方がオールイン。ハンドを見ると、J9。チップは私の方が多い。しかし全員オープンしてみると、AQとKJ(だったような・・・。違うかもしれない)。Jがかぶっているし、AからQまで上は全部持たれている。[勝率は、J9 18%:AQ 51%:KJ 31%]
これは厳しいと思っていたら、フロップがJJx。薄いJが2枚出た。こうなると、Jを持っている2人の勝負[この時点の勝率は、J9 12%:AQ 3%:KJ 68%、J9とKJのタイ16%]。「9!」と呼び込んだらターン見事に9、逆転のフルハウスである。スクープ。こんなことはめったにあるものではない。
残り5人、再び3者オールインに88で突っ込んでいく。相手はいずれも私よりチップが少なく、ATと98。チップが多い人が98なので、9さえ出なければOKという場面である[勝率は、88 34%:AT 44%:98 22%]。フロップでいきなりT、まあ仕方ない。ターンはラグ。リバー9が出なければOK、8ならスクープというところで、お約束の9である。
結局これが致命傷となって5位でのゲームセットとなってしまったのだけれど、ゲームオーバーまでの4時間、maosさん流にいえば「よく遊んだ」。飛行機の時間があったので、セカンドは遠慮して、全裸の会会長さんと新大阪の駅までご一緒させていただいた。
今回の岡山・大阪遠征、ハンド的には来たり来なかったりしたけれど、とても楽しい週末を送ることができた。最近、変に仕事のストレスをためていたけれど、あとさき考えずに遠征日程を組んでしまうのが有効だということがよく分かった。これからいよいよいい季節、国内外にどんどん進出しようと思ったのでありました。
[Sep 2, 2008]