手が来なくても何とかなる(かも) (ポーカーの奥深い世界第74話) [Sep 9, 2008]
最近はハンドが来ないのが当り前になってしまって、むしろ来るとかえってあわてたりする。「ポーカーフェイス」という言葉があるくらいだから、ポーカープレイヤーたる者内心の動揺を顔や態度に表わすようではまだまだであろう。
さて先週の土曜日のスト杯、序盤からやっぱり手が入らない。カットオフ69で参加して、フロップの3番目に6が登場したので、ベットにコールしてみた。ターンで再び6。ここもコールで3人残る。リバー9。驚くべきことにフルになってしまった。
序盤の見せ場はそれくらいで、いつものように300-600くらいまで何とか持ちこたえる。しかし持ちチップは4000点くらいしかない。次のプラインドが回ってしまうと、ちょっと厳しい。順番はチップリのぶるーさんの次である。スチールでも何でもチップを補充しなくてはならないのだが、前でレイズされてしまうので飛び込みどころがない。
ぶるーさんはUTGでやっと下りてくれた。ポジションは悪いけれどここで行くしかないと決意。ハンドは何でも構わないとは思ったが、一応見てから「オールイン」。ここまで堅くプレイしてきたので、みんなリスペクトしてくれたのに、BBのあやさんが悩んだ末コール。
「コーらなくていいのに」とハンドを開く。35ハートのスーツ。オールインの最弱ハンド更新である。ただでさえ弱いのに、5がかぶっていて勝率25%以下。ところがボードにハートが3枚出てここをダブルアップしてしまった。
次のチャンスはBBでハンドは3s8c。ボードにローカードが4枚出たところで、前回優勝者jumboさんがオールイン。みんな下りて私の番。上にあと500点なので取られても大したことはないし、前回優勝者を飛ばすとマウスパッドがもらえるのである。
とはいっても勝ち目があるかどうか。3がヒットしているので向こうがツーペア以下なら3で勝てそう。クラブが3枚出ているのでフラッシュ目があるが、できているのにオールインしてこないような気がして、「コール」。
果たしてあちらのハンドはストレート。3と8では勝てないが、クラブはなかったので9アウツが出ればこちらの勝ち。そしてめでたくリバーはクラブで、初の前回優勝者バウンティ賞を獲得したのであった。
こんなハンドで綱渡りをしていたら、最後は入賞点目前のところでKQvsATのオールイン対決で、フロップQが出てリードしたのに、ターンAで逆転されてしまった。ハンドが来なくても何とかなる、という境地にはまだまだ足りないようである。
[Sep 24, 2008]
めでたく獲得したマウスパッド。