AJPCオンライン予選#5 (ポーカーの奥深い世界第83話) [Mar 10, 2009]
今年に入って、ポーカーをする機会がかなり減っている。2月までに参加したトーナメントは、おそらく5つ。以前だったら1週間の分量である。その分オンラインでプレイしているのかというと、そういうこともない。5月にAJPC、6月にWSOPを控えているのにこれでいいのかと思わないでもない。
さて、先週末はAJPCオンラインサテの5回目。全部で10回開かれるので、ちょうど半分来たことになる。スケジュール的に参加できない週が2回あって、今度が3度目の参加となる。
前に書いたように、これだけ人数が多くて勝ち上がりがきついトーナメントでは、運が味方しないとどうしようもないと思っている。だから戦略としては「ダブルアップ3回でチップを10倍にして、いろいろ考えるのはそれから」、リスクは承知の上で飛び込まないと仕方がない。10分の1に残ったところで、上位5人に入らなければ意味がない。
これまでの2回、いずれもダブルアップの途中でじゃんけんに負けたけれど、それは仕方がないこと。打ち合うとやられるかもしれないが、そうしないとチャンスもないのは今週の粟生と同じである。
さて、午後10時にパソコンに向かう。この夜も350人くらいの参加であるが、5分か10分するとログインしていない数十人が強制的に除外となるので、実際トーナメントに参加しているのは、270~80人というところのようだ。いずれにしても、まず目標はチップ10倍、参加者が10分の1になったところで、平均チップを残していることである。
参加者をスクロールして見たところ、知った名前が少ない。もしかすると過去4回の予選で勝ち抜けしたのかもしれない。その数少ない知り合いのBBSTARさんが同じテーブルの対面でスタートである。私のBBで、測ったようにレイズしてくる。コーってみたが、フロップが全然違うのでさっさと下りる。そのうちお返ししてやろうと思っていたら、テーブル移動。
国内のトーナメントだとマネープレッシャーがない上、オンラインは「早飛びしたら、何して暇つぶそう?」という心配がないので、レイズしたらリレイズされるしブラフしても確認に来られる。だから普段以上に遊びが少なくなる。余計なところでチップを無駄遣いしていたら、肝心のじゃんけんのところで勝っても大して増えないことになるからだ。
そうやって辛抱していたら、6ラウンドになってようやくJJが到着。レイズが入っていたのでリレイズすると、オールインされる。もちろんコールだが、開いてみると相手はAAである。あーやっちまった、仕方ないなと見ていると、なんとリバーにJが出て逆転してしまった。
そのすぐ後にA7sからフロップでフラッシュ完成、2度目のオールインも勝って、1回目の休憩前に4000点、まずまずの位置につけて2時限目を迎えたのでありました。
1回目の休憩が終わっても、まだ100人以上残っている。4000点あれば20番目くらいにはなるものの、まだまだ先は長い。
それにしても、最近ようやく気がついたことがあって、どうやら私の場合はハンドが入らない方が長生きできるようなのである。この日も、最初の1時間で来たハイペアはJJだけ。この後もう1回JJが来たけれどもこれはオールイン前に決着がついて、他はAKが2回くらい。勝負どころで上位10%ハンドというのは、今後もおそらく望み薄であろう。
アンティが始まる頃になって、ようやくスチールが決まるようになる。このあたりまで勝ち残ると、半端なハンドでは行きにくい感覚になるようで、こちらも22とか45とか、とても開けないような手でスチールして、なんとかチップを挽回する。とはいえコールしてじゃんけんするようなチャンスはなかなか来ず、チップ量も上位から平均以下に落ちてしまった。
テーブルブレイクが何度かあり、ふと気がつくと、かなりチャットが盛り上がっている。どうやら、大阪のメンバーらしい。よくよく見てみると、対面の見慣れないハンドルは看板にゃさんのようである。そして、ずっとコメントを入れているオブザーバーは、全裸の会会長さんのようである。目が悪いもので、細かいアルファベットはよく見えないのである。
その看板にゃさん、私と同じくらいのチップ量だったはずなのに、QQvsAAの絶対絶命からリバーQを引いて逆転のビッグポットを獲得、さらにQTvsKQの25%からボードTなど、引きまくりであっという間に20000点を超えるチップ量に抜け出した。
その間にこちらは、A2でフロップ35xからのオールインを受けて相手がKK、7アウツを当然のように引けずチップをざっくりと減らす。その減少分はA3vsAKから3が落ちて挽回したものの、依然として4000点台のまま2回目の休憩に入った。そろそろ飛び込みどころで、残りテーブルは3つになっている。
目標の10分の1には残ったが、チップ量は平均どころかショートスタックもいいところ。その上、断トツチップリになった看板にゃさんが暴れまくりで、コールしたら最後オールイン要求必至という状況である。すでにアンティ80の400-800というブラインド、BBが来る前に何とかテーブルブレイクにならないかと思っていたら、ブレイクしたのは他のテーブルでこちらに何人か入ってきた。
あと2テーブル20人。BBではレイズにコールが入って、こちらのハンドもT4、これでは残念ながら撤退である。次のSB、ボタンまで全員下りて、BBのチップ量はこちらより少し多いくらい。ノールックでオールインしたい場面である。ハンドJ2が見えているのが残念だが・・・。
オールインに対し、BBノータイムコール。ハンドは66。ペア持ってるんじゃコーるだろう。あとは25%に期待するだけだが、当り前のようにボードにはJは落ちず、6より上の2ペアができることもスト目もフラ目もなく、19着でゲームセットとなった。悔しいけど、仕方がない。あと4人に一人なんだけどなあ。
結果この日の予選では、看板にゃさんがトップ、BBSTARさんが4着で本番の切符を手にした。おめでとうございました。やっぱり、AA相手にまくれるようでないと、なかなか5/350は勝ち残れないです。・・・あ、私もAAまくったんだった、今回は。
[Mar 10, 2009]