釧路和商市場    すすきのラーメン横丁    馬場ホルモン    こいけ本店vs元祖こいけ
いか次郎    釧路フィッシャーマンズワーフ    青森古川市場    男鹿半島の民宿
田酒の旅    郷土料理りんご箱


釧路・和商市場 [Sep 29, 2010]

市場を回るのは結構好きである。最近は地域起こしの観点から、全国各地で市場が見直されてきているけれど、釧路の和商市場(わしょういちば)は、函館朝市と並んで、北海道では老舗の市場である。そしてこの和商市場、最近では名物「勝手丼」が非常に有名なのである。

下の写真は市場の入り口。ちょっと見は地方都市のシャッター商店街に見えないこともないが、中に入ると非常ににぎやかである。カニや鮭、魚、食堂や食料品店、日用雑貨店など30~40軒が中に入っている。屋内にあるのは、おそらく冬の寒さが半端でないことによるのであろう。

さて、この勝手丼。市場の中に何軒かある弁当屋さん(惣菜屋さん)で、まず丼飯を買う。大きさは小さいものから特大までいろいろで、ご飯も普通のとすし飯があって、すし飯の方が20円高い。そして、魚屋さんに行って、具を自由に選んで乗せるのである。1品100円から500円くらいまでいろいろあって、たくさん頼むと負けてくれる。

具には、赤身や中トロ、大トロなどマグロ一族をはじめ、かんぱち、ヒラメ、はまち、鮭、しめ鯖、タコ、イカ、貝類、カニ、エビ、うに、いくら、たらこ、ホタテまだまだ他にもいろいろある。勝手丼の具を置いてあるお店には「勝手丼」の幟が立っているし、店先の一番目立つところにケースに入った具が並んでいるのですぐ分かる。

お店を選んだら先に買ってあった丼を渡して、具を乗せてもらう。乗せきれないくらい選んでしまったら、最初のお店に戻ってご飯をもう一膳もらってくればいい。市場の中央にテーブルとベンチが並んだスペースがあるので、そこに座ってご馳走になる。新鮮な海の幸をその場でいただく味は、たとえようもなくおいしい。

実は前の日にカニのコース(毛ガニ、タラバガニ、ズワイガニ)を食べたのだけれど、ここで食べた勝手丼の1本400円のタラバガニの足の方がおいしかったくらいである(別に頼んだので下の写真には写っていない)。

さて、この日ホテルに戻った後、たまたまテレビをつけて適当に回していたら、森クミと安住アナが、われわれがこの日行ったのと同じ店で勝手丼を食べていた。ついさっき行ったばかりの場所が全国ネットのテレビ番組で放送されているのは、なんとも奇妙な感じだったが、それはそれとして、釧路に行かれた際にはぜひお勧めしたい一品である。

[Sep 29, 2010]

JR釧路駅から歩いてすぐにある、和商市場入口。中は広くて、かに屋さん、魚屋さんを中心に30~40軒のお店があります。


この日お願いした勝手丼。2人合わせて、ごはんが450円、具が3,750円。


札幌すすきの・ラーメン横丁 [Feb 27, 2011]

いま札幌に4泊5日の出張中である。もうすぐ春なので真冬日(最高気温が氷点下)といっても東京の服装で大丈夫だし、雪が積もっていないところを選んで歩けば靴も同じでなんとかなる。だからといって、前みたいに出張のついでに遊び回れる訳ではない。午前8時前に入って帰るのは午後10時過ぎ。あとはホテルに帰ってカップラーメンを食べて寝るだけしかできない。

朝はホテルの「免費小餐」がついているのでそれですまし、昼は近くの店で適当に食べてすぐ帰る。でも、そんな出張じゃあつまらないなあと思って、今日の昼はすすきのにある元祖ラーメン横丁まで足を伸ばしてみた。

(そういえば、先月は沖縄でそーきそばを食べたんだった。北と南で麺を食べたくなるというのも、不思議である。)

ラーメン横丁には、もう何回行っただろうか。戦後まもなくに現在のラーメン横丁の原型ができたというから、もう半世紀をとうに超える。いまや品川にもあるくらいでラーメン横丁自体あまり珍しくないし、すすきのまで足を伸ばさなくても札幌駅の上にもある。通の人に言わせると、観光客相手で味は大したことはないという意見もある。それでも、せっかく札幌に来たからには一度は行ってみたい。

あまり時間がないので、すぐ入口にあって席の空いていた「華龍」へ。ラーメン横丁に来ると頼む味噌バターコーンラーメンを注文する。出来上がったラーメンをみると、最近はラーメンというと丼からはみ出すくらいのチャーシューとかを見慣れているものだから(喜多方ラーメン)、かなりオーソドックスである。

味もそれほど濃くない。最初に味噌ラーメンを食べたときはえらく味噌が濃いような気がしたのだけれど、いまや日本中独自のラーメンを出しているので、なんだかオーソドックスである。考え込んでいる暇はないので、さくさくといただいてお勘定。ライスと合わせて1050円は、沖縄那覇のそーきそばの3倍の値段である。

外に出ると吹雪である。やっぱりこういう日は、カップラーメンじゃなくてちゃんとしたラーメンを食べないといけない、としみじみ思った。そしてそのまま仕事場に急いで戻ったのである。

[Feb 27, 2011]

狭い路地の両側に店が並ぶすすきのラーメン横丁。


味噌バターコーンラーメン+ライス。奥の胡椒入れがキャバクラの宣伝というのは、いかにもすすきの。


旭川・馬場ホルモン[Jul 15, 2014]

仕方ないとはいえギリヤーク旭川公演は見られなくて、夕方からの日程が全く空いてしまった。そこで選んだのがこの店である。旭川というとジンギスカンの老舗である「松尾ジンギスカン」が有名であるが、いまや全国に出回っている。創作えぞ料理ペロンタンの「はなまる亭」も有名だが、ここは以前行ったことがある。

そこで一部で評判の塩ホルモンの店、「馬場ホルモン」を選んでみた。旭川は昔から養豚業が盛んな土地で、こちら馬場ホルモンは塩モツを早くから始めた店の一つとされている。ちなみに「豚トロ」も旭川が発祥である。買物公園通りを北上し、7条あたりで折れて少し東に進む。路地の奥に、馬場ホルモンの看板が見える。

終戦直後のバラックのようで入るのに勇気がいるが、まだ時間が早いため戸が閉まっている。1時間ほど散歩してくると、今度は入口が開いていた。すみませーんと声をかけると、おばさんが登場。4時半から開店とのことで、ちょうど暖簾を出すところだった。中は思ったより広くて、座って食べられる席もある。開店直後の最初の客なので、カウンターの一等席に案内された。

WEB情報どおり、メニューはない。おばさんが、「2人前ね」と言って七輪を持ってきて、塩モツを2人前と塩を振ったタマネギを用意する。目の前に大きな冷蔵庫があって、瓶ビールやチューハイ、ジュースが置いてある。この日のビールは、スーパードライ、サッポロ黒ラベルとモルツ生であった。モルツ生からスタートする。

まだ他にお客さんかいなかったので、モツの焼き方を教えていただく。「カルビじゃないから、片面ずつしっかり焼いちゃだめ。すぐにこげちゃうから。転がしながら、何回もひっくり返して焼くといい」とのこと。そうしている間にも、頻繁に電話が入る。予約の電話よりも、テイクアウトの電話が多い。一回などは、宅配伝票を書き出したので、遠方からの注文のようであった。

焼きあがったらそのまま食べる。場所によって、こりこりしたりレバーっぽいところもある。メニューはないので出されたところを食べるしかないが、絶妙の下味が付いていて、どこもおいしい。そして、全然モツくさくないのは、七輪で余計な脂が落ちるからだろうか。WEBでは店中モツの匂いで大変と書かれていたけれど、まだお客さんが少ないのでそういうこともない。

だんだん焼き方も手慣れてきて、焼きすぎないのがコツだと分かってくる。付け合せの塩を振ったタマネギがまたおいしい。奥さんも感激している。ビールもどんどん進む。時間が早いせいかおばさんが一人で切り盛りしているので、準備中に中断させてしまうのが申し訳ない。最初から2本ずつ頼むべきだっただろうか。

奥さんによると、もう4、50年前のこと、蕨(京浜東北線)の駅前にはこういう焼肉のお店がいくつもあって、店構えはすごいんだけど味は超抜だったそうである。そういえば、私の学生時代にも、渋谷の奥に汚くて安い焼肉店があって、何回か行ったことがあった。あのあたりはバブルで再開発されてしまったが。

5時過ぎて、仕事帰りのお客さんがどんどん入ってきた。おそらくこれから店内は満員になると思われた。店構えだけみると少し不安になるが、持ち帰りや宅配もあり、これだけお客さんが付いていれば十分やっていけるはずである。そして、こういうお店は変にきれいなビルに移転してしまうと、良さがなくなってしまうように思う。このままがいい。

地元の飲み屋さんに入ってこれだけおいしいものを食べられたのは、久しぶりのことであった。聞くともなしに聞いていると、モツのテイクアウトは3人前で1000円ちょうどだそうで、うちは3人前+ビール4本で3000円ちょっと。やっぱり安い。ともかく奥さんが大感激で、帰ってきたとたんにまた行きたいと言っているくらいである。

[Jul 15, 2014]

外から見た馬場ホルモン。ただし昼間はやってなくて4時半からです。夜になってお客さんが集まりだすと、もう少しにぎやかになります。


こんな感じで、七輪で塩モツを焼いて食べます。奥さん大感激!


函館カレー「こいけ本店」vs「元祖こいけ」 [Sep 4, 2015]

キノさんの写真展を見た後、十字街周辺を散策する。このあたりは函館山から地続きになったあたりで、陸の幅がもっとも狭い場所である。ということは、そもそも函館港が作られた場所に近く、一番早くから栄えたところである。石川啄木の住んだ青柳町も近く、明治大正時代の繁華街ということになる。

その後、青函連絡船が通って現在のJR函館駅近くに繁華街が移り、さらに現在では五稜郭の近くが開発の中心となっている。それと、私がニュースで見ただけでも何回かの大きな火災があって、十字街周辺はかつての姿をほとんど残していない。その点では函館駅周辺も同様で、私の若い頃飲みに行ったあたりは、ほとんどが更地と駐車場になってしまった。

こちらの事情に詳しい方によると、こうした衰勢はかつての「日ソさけます漁業交渉」がなくなってしまって以来という。交渉結果に基づき北方海上で漁獲されたさけますをはじめとする水産物は、消費地である本州に近い函館に水揚げされることが多く、水産関係者や商社など函館に駐在したり寄港したりする人もたくさんいたため、町が栄えたということのようだ。

そういわれてみると、ここ30~40年の間に私が見て感じただけでも、市場の魚は大分少なくなってしまったし、市場自体も縮小してしまった。いまの函館朝市は観光客(それも日本以外の)目当ての食堂が中心になっているが、かつては鮭にしても蟹にしてもイカにしても、もっともっと数が多かったし、市場にも活気があった。

さて、その十字街に、「小いけ」の名を冠するカレー店が路地を隔てて2軒並立している。「小いけ本店」と「元祖小いけ」である。市電通りに面した「本店」は創業者・小池義次郎氏の大きな肖像画を掲げ、店の造りも大きい。そして「元祖」はというと、街の喫茶店のようなというか、規模的には「本店」より小さい。入口が開け放たれているところをみると、冷房もないようである。

どちらに入ろうかとちょっと迷う。いずれにしても伝統の味ということは、小麦粉とバターを炒めてS&Bのカレー粉をまぜたような味が予想され、今日的なスパイスの利いた味とはかなり違うように思えた。値段はというと、「元祖」の方が安いようだ。これは固定費の違いによるものか。

などと考え考えしていると、次から次へとお客さんが「元祖」に入って行くのである。およそ5分くらいの間に地元の人と思える3~4組が「元祖」へ、その間「本店」へは誰も入っていかないのだ。実はこの日少し暑くて、できれば冷房の効いた店の方がよかったのだが、ここは「ツラを張る」手である。私ものれんをくぐって「元祖」に入った。

中年の(といっても私よりも若い)おばさんが店に出て、奥の厨房では2人が忙しそうにしている。大きな寸胴の鍋をかき回しているのが、おそらくカレールー。壁に貼られている品書きをみると、いま風に辛さレベルなどはなくて、カレーとカレー大盛り、それにカツ丼はじめカツのメニューが充実している。カレー普通盛りをお願いする。

待つことしばし、店名の入った平皿に丸く盛ったライスと、器に入ったルー、紙ナプキンでくるくる巻いたスプーンが運ばれてきた。50年くらい前のカレーライスのスタイルである。器からルーを一気にかける。いまのカレー店はルーがすでにかかった状態で出されるが、昔はこうやったものである。でも私は一気にかけてしまうのでほとんど同じといえば同じだが。

伝統の味はいま風に言うと甘口に近い辛口で、けっして中辛以上ではない。反面、スパイスだけの辛さとは違って、味が深い。おそらく果物や野菜のすりおろしが入っていると思われる。決して嫌いな味ではない。そういえば、昔クッキングパパに、インスタントコーヒーを入れるとうまいと書いてあったし、美味しんぼには、漢方胃腸薬をかけるといいと書いてあった。

もう一つ気に入ったのは、ごはんに対してルーの量が多いことであった。私などはココ壱番屋に行くとルー多めにしてもらわないと足りないのだけれど、「元祖」のルーは多めにしなくても十分にあった。もっとも、多めと注文すると器が2つ来てしまうのかもしれない。

普段のお昼はカロリーメイトで済ませてしまうので、普通盛りでお腹が一杯になってしまい、「本店」をはしごできなかったのは残念。後から地元の人に確認したところでは、どちらかに行くとすれば「元祖」だということなので、ツラを張って正解だったということであった。

[Sep 4, 2015]

元祖小いけのカレー普通盛り。暖簾の言うとおり伝統の味です。


「元祖」は市電通りから少し路地を入ったところにある。最初の店はここにあったとのことだ。


こちら市電通りに面した「本店」。写真の人物が伝統の味・小池氏。本店は息子の、元祖はもと従業員の系統。どちらにもレシピは残していなかったらしい。


函館居酒屋 いか次郎 [Aug 19, 2016]

函館市内には、他の街ではあまり見ることない飲食店がいくつか見られる。ハンバーガーはマックではなくてラッキーピエロ、回転すしはスシローではなく函太郎、そして居酒屋は笑笑でも和民でもなく「いか太郎」なのである。こうしたチェーンは函館市内でも40年前には目立たなかったから、近年になって成長してきた店ということである。

今回の函館遠征では五稜郭に宿をとったので、近くをちょっと歩いて適当な店で夕飯にしようと思っていた。ホテルから市電通りに出ると、ちょうど正面に「いか次郎」がある。早々に目に入ったのはそういうご縁があるのだろうと思い、さっそくお邪魔する。「時間制限ありますがいいですか?」と聞かれるけれど、ひとりで飲むのにそんなに腰を据えても仕方がない。

「いか次郎」はいか太郎グループの居酒屋であるが、函館限定チェーンだけに、太郎と次郎にどういうコンセプトの差があるかよそ者の私にはよく分からない。それはともかく、かつては函館といえばイカだったのだが、最近はあまり獲れないと聞いた。鰊(にしん)も、昔は肥料にするほどだったのに、いまではロシアの沿岸に行かなければ獲れない。

とりあえず生ビールの中をお願いする。「今日のイカ刺は、1ぱい1,500円になります」とさっそくのご案内。それで刺身盛合せ980円を注文する。「イカは入ってませんが」と言われてしまう。まあ、値段的に仕方がないだろう。盛合せには、イカではなくてタコ、サーモン、鮪、〆鯖、ハマチ、卵焼きが盛合せてある。

市場が近いだけあって、新鮮である。これが千円しないというのだから、なかなかのものである。ビールを空けてしまったので、次は日本酒。本州の定番である八海山や〆張鶴が1杯880円に対して、北海道の地酒が780円。ならばせっかくだから地酒である。説明書きを読んで、よさそうな「まる田」と、イカのゴロ和えを注文する。

茶碗1杯と下の皿に少しこぼれるまで注ぐのを「もっきり酒」と言うようである。1升瓶は冷蔵ケースの中に入っていたようで、キンキンに冷えているのはありがたい。味は上善如水とよく似てコクがあってキレがある。

産地に近くなければ味わえないイカのゴロ和えで一献傾ける。ゴロとはわたのことで、海の味がしてかえって刺身よりも印象が強い。まだ時刻が早いためお客さんは少なく、とても静かなのは好ましい。リタイアしてもこういう時間を過ごせることは何よりである。

もっきり酒が空いたのでもう1杯生ビール。締めにじゃがバターと磯海苔おにぎりを注文。まったりしているうちに2組3組と来店客が増え、店の中はにぎやかになってきた。会計は〆て4, 410円と東京のチェーン店ほど安くはないが、地元の新鮮な食材と地酒を味わったのでこれくらいは仕方がない。昔のように「お勘定は千円、北の家族は心の居酒屋です」という訳にはいかない。

お勘定をすませて店を出ると、なんと通りの向かい側に「いか太郎五稜郭店」があるのに気がついた。同じチェーンなのに、こんなに接近して店を出して採算が取れるのだろうかと余計な心配をしてしまった。

[Oct 10, 2016]

函館市内には、全国チェーンでない飲食店が目立つ。いか次郎は「いか太郎グループ」で、市電通りを挟んで向かいに「いか太郎五稜郭店」もある。


函館ならではの新鮮な魚介類と地酒が売り。この日はいか刺1杯1,500円と決して安くはない。


釧路フィッシャーマンズワーフ [Sep 18, 2018]

釧路に行くのは、ギリヤーク尼ヶ崎師の釧路公演を見て以来だから、6年振りのことになる。 その後、旭川で上野ファームを見たり留萌で明日萌駅を見たり、山の中へヒグマ事件跡を見に行ったりして北海道には来ていたのだけれど、道東では網走より南には入っていなかった。

久しぶりに釧路に来てみると、フィッシャーマンズワーフはさらに人通りが少なくなっていた。ここはもちろん、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフから名付けたもので、本家本元には新婚旅行で行ったことがあるものだから、たいへん愛着のある施設である。

隣のドーム型植物園EGGは幣舞橋方面からは入れないようになっていたし、鮮魚コーナーもお魚が少なくなっていたのが寂しかった。10日前の地震の影響か中国人観光客の姿が見えなかった上に、日本人観光客もまばらで、平日とはいえ買物客がほとんどおらず、店の人が手持ち無沙汰にしていた。

もともと、釧路フィッシャーマンズワーフはバブル末期に立ち上がったもので、当初は西武流通グループが中心となって出店していた。その後、西武流通グループが左前となって撤退し、現在は釧路市が中心となって運営している。そのため、2階より上には行政施設が目立つ。

この日行ってみたのは、2階にある「港の屋台」。中心位置にテーブルがあり、壁際に7つか8つの店舗があってそこから注文した食べ物が届くというフードコート方式なのだが、まず開店時間が5時半からで少々待つ。

待つと言っても、お客よりも店の人の方が多い状態なので、仕方なく情報コーナーで写真やパンフレットを見て時間をつぶす。ようやく5時半になったので会場に入ると、なんと半分近くは閉店したり休業したりでやっていないのである。

「ザンギの王様」に座り、ザンギやお刺身盛り合わせ、モツ煮込みを注文する。さすが漁港だけのことはあってお刺身は新鮮で、今回遠征で初めてお刺身らしいお刺身を食べたのだが、いかんせん客は私と奥さんの2人だけでたいへん寂しい。

30分ほど経って、観光客らしい一行が大騒ぎしながら入ってきたが、そのまま出口から帰ってしまったようだった。あまりに騒がしいのは困りものだが、誰もいないというのも寂しいものである。

このフィッシャーマンズワーフにしても、道の駅とか霧多布温泉のようにそこそこの規模に納めておけばよかったと思うのだが、バブル当時の雰囲気を思い出すとそれも難しい話である。道東第一の都市といってもJRの駅があの規模だし、和商市場があれば本当は地元客・観光客とも捌ききれるはずなのである。

無理にマーケットを拡大しようとするから、観光客を呼ばなくてはということになり、中国からでも客を集めようとするから、新たなホテルを建設することになり、それがまだ過大投資でお互いの足を引っ張ることになる。

昔のように1日遅れの新聞を見るような状況に戻るべきとは言わないけれども、開発だの投資だのということはいい加減にした方がいい。

[Oct 31, 2018]

釧路フィッシャーマンズワーフ。館内にある「港の屋台」で食べましたが、ひと気がないのは悲しかった。


青森古川市場・のっけ丼 [Nov 14, 2011]

相変わらず仕事ばっかしで毎日を過ごしている。パッキャオvsマルケスⅢが相当論議を呼んでいるようなのだが、家に帰らないと見られない(涙)。

いま来ているのは青森。新幹線が新青森まで通って市内は再開発でにぎわっているが、新幹線の通らない青森の駅前は、東横インやルートインがどーんと登場する一方で、古くからあるホテルが休廃業してなくなっていたりする。

若かりし頃、世の中には「カニ族」という人々がいた。巨大なリュックを背に鉄道を乗り継いで旅をする学生たちのことで、宿といえばユースホステルが定番。夜行列車の中で寝る車中泊や、駅の前で寝る駅中泊も珍しくなかった。カニなので、本場はやはり北。本州から北海道に渡るカニが多かった。

青森駅は青函連絡船の発着駅なので、札幌駅や函館駅と並んでカニ族が終結する駅の一つであり、夜行の連絡船での船中泊やホーム待合所での駅中泊をする人がきわめて多かった。ちなみに、後ろから見るとリュックから手足が生えたカニのように見えるから、カニ族なのである。

当時のことを思うと、実際の年月以上に昔のことのように思える。急行を乗り継いで青森まで来て、長いホームを歩いて連絡船に乗ったのは夢だったように思えるけれど、せいぜい35年くらい前のことである。いまや青函トンネルさえ目新しいとはいえず、次にくるのは北海道新幹線ということになるだろう。

当時のカニ族にとって、青森は北海道への通過点であって泊まったり観光したりするところではなかったので、その頃の青森のことはほとんど知らない。もちろん港町であるので、市場は大きいしいろいろな物産が集まる。ただこれから北海道まで新幹線が延びると、終着駅から通過駅になるので、また人の流れが変わってくるのだろう。

こうした中で、駅から5分ほど街中に入ったところにある古川市場は、「のっけ丼(どん)」で集客を図っている。聞いた訳ではないが、ごはんに具を「のっけ」るのでのっけ丼というはずである。

さて、のっけ丼は釧路・和商市場の勝手丼と同じコンセプトで、まず丼飯を買ってその上に市場内のお店から具を勝って乗せてもらう。大きな違いは釧路の勝手丼がたらばがにとかまぐろの中トロとか、結構お高いのに対し、青森ののっけ丼はエビとかまぐろの中おちとか、庶民的でリーズナブルなところである。

青森の市場は「のっけ丼」のある古川市場の他に、駅前の複合施設「アウガ」の地下にある新鮮市場がそこそこ規模があって品物も多い。少しゆっくり見て歩きたいところではあるが、何といっても仕事で来ているのであった。

ちなみに、明日(11/15)は雪の予報である。いつまでも暑いと思っていたら、もう冬になる。

[Nov 14, 2011]

青森・古川市場の「のっけ丼」。左の黄色いのは菊の花のおひたし100円。丼飯が200円、具が大間の本マグロが入って合計900円、全部合わせて1200円というのはリーズナブル。


市場の中に休憩所があって、のっけ丼を食べる場所になっています。目の前はお店です。


男鹿半島の民宿 [Aug 28, 2011]

上半期も残り1ヵ月ほど。さ来週にはNFLも始まるし本来なら気分が盛り上がってしかるべき時期であるにもかかわらず、腰砕けというか何というか、どうにもテンションが上がらずただひたすら毎日を打たれ越して過ごしている。

なぜかというと、これから9月までの週末のうち3回は出張でつぶれてしまうからである。前にも書いたように、仕事は増えるが人数は減る、おまけに給料は上がらずボーナスも退職金も減るというとんでもない職場なので、週末出勤の代わりにウィークデイに休めるという訳でもない。自分にできることはなるべくストレスをためずに、何とか生き延びることだけである。

そんなわけで今週の土・日は出張である。つまり、この記事も旅先で書いている。まあ8割以上は愚痴であるので、書くのに時間はかからないがクオリティ面でははなはだ疑問である。まあ、そのあたりは読む方々にも目をつぶっていただくことにしよう。

さて、今回は営業妨害になるといけないので(そんなつもりはないが・・)、どこに来たかはノーコメントである。諸般の事情によりホテルが片っ端から満室のため、民宿を選んだと思っていただきたい。民宿に泊まるのは、プライベートでも子供が小さい頃以来十年以上行っていない。仕事で一度「ビジネス旅館」なるものに泊まったことはあるが、それだって一応旅館業法上の旅館である。今度は純粋な民宿である。

民宿というのは格差が相当に激しく、畳も新しく部屋もきれいで風呂も大きく、ただ規模が小さいだけの旅館並みというところもあれば、北海道によくある「ライダーハウス」というカテゴリーになると本当に屋根がついているだけというところもある。今回はというと、わたし的な民宿水準を50とすれば40というところだろうか。

まず驚いたのは、部屋に冷房がないことであった。扇風機が置いてあり、夜になると気温が下がって涼しくなったものの、朝になるとまた暑くなった。寝ているだけで汗が噴き出してくるのは最近エアコンをつけたまま寝るせいだろうか。あと、和室で座椅子がない場合、基本的に寝っ転がるしかない。これはかなり腰に来るのである。どんな格好をしていてもつらい。

浴室・洗面所は当然のことながら共用。食事も座敷で一緒である。また、基本的に他人が住んでいる家であるので、例えば何度も風呂を使わせていただく訳にもいかない。また、共用のスペースがないので終始自分の部屋にいなければならない。これが結構つらい。もともとTVを見ないし、パソコンも持っていかなかったので、結局9時に寝て6時に起きることになってしまった。

午前6時には、町(村?)じゅうに響き渡るチャイムの音で目が覚めた。何十年か前の日本のようである。ここだけ時間が止まってしまった異次元の世界だろうか。たまにはこういう宿もいいけれど、やっぱり東横インは偉大だと思ってしまったのは、やっぱり日和見でしょうか? [Aug 28, 2011]

ご飯はこうなんですがねえ・・・。


部屋が・・・。ちなみに、1泊2食付きで東横インよりちょっと高い。


田酒の旅 [Feb 1, 2012]

田酒(でんしゅ)という酒がある。青森の地酒で、しばらく前から入手困難と言われる「幻の酒」である。

最近ワインに凝っているものの、日本人たるもの日本酒の良さが分からないといけない。これまで贔屓にしてきた「久保田」の味が、しばらく前の中信越地震で被害を受けてから微妙に違ってきたため、新たな可能性を求める必要がある。今年は年末年始にほとんど休暇らしいことをしていないため、この週末は奥さんを連れて急きょ青森に出かけてみたのであった。

東北新幹線が青森まで延びたためか、JALの特典航空券は直前まで空席があった。土曜日に行って日曜日に帰ってくる便を予約。しかしなぜかこの週末はホテルが一杯なのである。仕方なく、禁煙ルームではただ一室空いていた東横インのダブルを予約。ダブルに二人はちょっと狭いが、寒い時期だけに何とかなるだろう。

(余談だが、この日ホテルが一杯だったのは、どこかの学校の入学試験があったのと、旧正月で大勢やってきた中国系の観光客のせいだったようである。)

羽田発10時10分の便で青森へ。雪で引き返す可能性がある「条件付き運航」なのはちょっと心配だが、前日も条件付なのに全便到着しているし、これまで何百回も飛行機に乗ってきて着陸不可とか到着地変更になったことはない。だからきっと大丈夫なはずである。

11時過ぎに「あと15分で着陸」のアナウンスが入る。窓から下を見ると青森湾(陸奥湾)が見える。青森便は、いったん空港を過ぎて青森湾に出てから戻って山腹の空港へ向かうのが常である。上空から青森湾は見えていたのだが、しばらくすると雲の中に入ってしまう。降下を続けてきたはずなのに、なぜかエンジンが出力を上げて機体は上に向かっている。

機長から「着陸体制に入りましたが、地上の天候が悪く着陸を見合わせております。再度、着陸を試みます。」とアナウンスが入る。再びぐるっと回って青森湾上空へ。そして「あと10分で着陸」のアナウンスが入り、再び雲の中、そして再び降下中止、二度目も着陸できなかった。

次の機長からのアナウンスは、「地上の天候が悪く、着陸を見合わせております。再度、着陸を試みますが、これで着陸できない場合は羽田へ引き返すこととなりますので、ご了承ください。」とのこと。わざわざここまで来て戻るのかと思ったが、こればっかりはどうしようもない。奥さんは、「ここまで来て帰ることになったら、くやしいから一番高いワインを開けてやる」などと言っている。

さて3度目の着陸体制。再び青森湾から雲の中へ入り、しばらくするとこれまで見えなかった下の視界が開けた。これは何とかなるかと思ったら、どんどん山が近付いて着陸。思わず何人かから拍手。後で空港の表示を見たら、予定時刻から35分の遅れだった。

ちなみに、次の日の羽田→青森便は朝一の便がとうとう着陸できずに引き返し、われわれが乗った10時の便は欠航だった。だから、かなりきわどいタイミングだったということになる。

青森空港。到着時にはこんな天気でした。


なぜに田酒(でんしゅ)というのかというと、読んで字のごとく「田んぼの酒」、つまり国内原料にこだわった純米酒というのがHP等に書かれている正式見解である。ただ個人的には、おそらく蔵元の西田酒造店を田酒と略していて、それが酒の名前になったとみているのだが、どうだろうか。

さて、ようやく空港に着いたが、道路は完全に凍結していてバスはゆっくりと進み、市内に入ったのは午後1時を回ってから。ホテルに荷物を預け、古川市場で「のっけ丼」の昼ごはん。そのあと駅前の公共施設ビル・アウガ(ここには市立図書館とかも入っている)の地下にあるなじみのお店へ行って、鮭、にしん、数の子、青森産にんにくなどを調達する。

荷物は宅急便で送ってもらい、さらに他のお店でうにや貝、たらこを見たりしていると、何と「田酒<たっぷり>あります」と書いた紙が貼ってある。地下の市場の中にある食事処「田」である。名前からして田酒が置いてありそうなのだが、問題はまだ3時にもなっていないということであった。

「飲んじゃおうよ。車で来てる訳じゃないし」と奥さん、「もし夜のお店で置いてなかったら後悔するよ」。まあ言われてみるとそのような気もするので、百席以上あるテーブル席に座る。他のお客さんは2、3組。大体みんな同じような年格好なのはおもしろい。

田酒と生ビール、ほっけの焼いたのとお新香の盛り合わせを注文。やがて田酒登場。お猪口で来たので燗酒なのかと思ったが、もちろん冷や酒である。最初の印象はすんなり飲める酒だなということだった。純米酒というと、えてしてちょっと甘みが残るしつこいめの味が多いのだが、そうした後味は全くない。また、日本酒によくあるアルコール臭があまり感じられない。

焼いたほっけもすぐそばで売っているものだから、身離れ抜群でこれもおいしい。ごぼうやかぶの入ったお新香の盛り合わせも絶妙の塩梅で、田酒によく合う。とはいえ、これでお代わりしたら夜まで腰を上げられなくなるのは必定だから、一杯だけでがまんして席を立つ。お勘定は2000円ちょっとで、公共施設の中とはいえかなり安い。

たった一合の田酒だったけれど、その後東横インに帰って日が暮れるまで寝てしまうくらい効いた。その間も雪は降り続き、いつしか外は真っ暗になっていたのでした。

青森郷土料理の店「鱒の介」。駅前ファミリーマートの2階にあります。


夜の部は東横インから歩いてすぐ、ファミリーマートの2階にある郷土料理の店、「鱒の介」(ますのすけ)へ。ここは前もってインターネットで調べたところ、田酒を置いてあると書いてあったのである。以前に、とあるホテルの中にある日本料理店で田酒を切らしていたことがあるので(一見さんなので、体よく断ったのかもしれない)、あえて小さな店を選んでみた。

鱒の介とは、鱒のでっかいやつである。ニックネームのように聞こえるが歴とした正式名であり、魚介類図鑑にも載っている。サケ類の中で最も大きな種なのだそうだ。もともとシベリア方面にいる魚で、海流の具合で北海道や本州北部でも獲れることがあるらしい。

それはそれとして、田酒である。さっそくお願いしたところ、最後の1本(1升瓶)だそうである。あるだけは飲ましていただけるそうだ。残っているのが山廃仕込みだけなので、普通の田酒の値段で出しているとのこと。1合860円、決して安くはない。

市場の中と違って、コップを入れた枡に、冷やした一升瓶から注いでくれる。さきほど飲んだ「標準の田酒」よりも、さらにキレがいい。家の奥さんは「まるで水のようだ」と言う。店のおばさんは、「ワインに似ているというお客さんもいます」とのことであったが、そこはやっぱり違う。

「美味しんぼ」の最初の頃に書いてあったけれど、ワインと日本酒には果実酒と穀物酒の違いがある。「生ガキにシャブリは合わない」というセリフがあったが、基本的にワインと魚(特に生の魚)は相性が良くないようだ。ワインに似た日本酒というと「上善如水」のように香りが立った酒を指すことがあるが、個人的にあの香りはあまり好きではない。

その点、田酒は非常にキレがいい。前回も書いたけれど、純米酒のイメージからすると驚くほどの辛口である。しかも、アルコールの辛さではない、米と麹の醸し出す辛口なのであった。これが魚とは非常にしっくりくるのである。醸造用アルコールが加わった「淡麗辛口」とはちょっと違うのだが。そのあたりは、飲んで試していただく他にない。

肴は、まずお造り(まぐろ、いか、ホタテ)。次に焼き物。湯豆腐お新香と続いて、締めはタラのじゃっぱ汁(私はあらが苦手なので十三湖のしじみ汁)とおにぎり。奥さんは田酒をおかわりし、私は他のお客さんの分がなくなると悪いので、同じ西田酒造店の喜久泉をお願いした。お勘定は1万2千円。半分は酒の値段である。

昼間から飲み続けた酒はさすがに効いて、狭いダブルベットに夫婦で泥のように眠った。その間も雪は降り続き、翌朝の東京→青森便が欠航になることはこの時には全く気付かないのでした。

[Feb 1, 2012]

という訳で、買ってしまいました、田酒。


青森郷土料理 りんご箱 [Nov 9, 2015]

JR青森駅前から市街地に向かって通りをまっすぐ進むと、ほどなくアウガという高層ビルがある。この建物は、6階から上は市立図書館とか雇用促進センターが入っている公共施設なのであるが、下層階は商業施設で、特に地下1階は鮮魚を含む海産物の市場となっている。

かつて、青森駅前は雑然とした雰囲気であり、いま区画整理されて公園になっているあたりにもバラックのような市場の店があった。それらの店は駅前再開発とともに移転を余儀なくされ、移った先がこちらアウガの地下だったと聞いたことがある。だから昔と同様、朝5時くらいから店を開けている。

その地下1階に郷土料理の店がある。店の名前を「りんご箱」という。半分くらいは座敷にソファが置いてあるが、残りの半分は名前のとおり、りんご箱をテーブルと椅子に使っている。とある夕方、ひとりでこの店に入ってみた。

昔このスペースにあったのは、やはり郷土料理の店で「田」といって、いかにも田酒が置いてありそうな店であった。その後、経営が変わったのか、コンセプトが変わったのか、現在の店になった。とはいえ、刺身と干物、地酒が中心の店というのは変わらない。

店に入ると、「ソファとりんご箱、どちらになさいますか」と尋ねられる。一人なので遠慮して入口近くのりんご箱を選ぶ。だが、グループで来た時には靴を脱いでゆったり座るソファ席というのもありだろう。座るのがソファかりんご箱かの違いはあるが、どちらのテーブルもりんご箱である。何はともあれ、生ビールと田酒、肴にはマグロとイカの刺身をお願いする。

BGMにはねぶたの「らっせーらー」が繰り返される。画面の見える席に座ると、ねぶた祭りの映像も見られる。午後5時頃なので夜の部が始まったばかりですいているが、地元の家族連れらしきお客さんが見える。付きだしのもずく酢とビールが来る。思わずビールを一口飲んでしまうが、写真に撮るまでしばし我慢する。そんなに待たずに、刺身の盛り合わせと田酒が来た。

マグロの刺身は中トロで、5切れしかないが1300円する。イカ刺は560円。下の写真の一皿で2000円近くするけれども、値段だけのことはある。とにかく、マグロが絶品なのである。もちろん筋などどこにもなく、脂がのっていて、舌の上でとろけるようである。ここ数年来、これほどおいしいマグロの刺身を食べたことはない。

大間とは書いていないが、大間でなくてもおそらく津軽海峡のどこかに違いない。マグロの旨みを田酒山廃、青森の辛口純米酒で流し込む。至福のひとときである。わざわざここまで来た甲斐があったというものである。

さて、ここの店に陳列してある一升瓶の中に「亀吉」という酒がたくさん並んでいた。店では飲まなかったのだが、帰ってから調べてみると地元では田酒以上に人気のある酒だという。しかも、田酒ほど高くもない。ネット大手ではほとんど品切れなのだが、いろいろ探して地元の酒屋さんから仕入れてみると、これがまた旨い。現在、結構気に入って飲んでいるところである。

[Nov 9, 2015]

店内には、ソファ席とりんご箱席がある。店の名前だから、りんご箱に座るのがデフォルトか。


刺身の盛り合わせと田酒が来た。とにかく、マグロが絶品。


ページ先頭に戻る    → 飲む話食べる話・関東    → 飲む話食べる話・西日本