上野ルーム初見参  (ポーカーの奥深い世界第2話) [Jun 6,2005]

昨日は、JPPA(日本ポーカープレイヤーズ協会)の総本部「上野ルーム」、通称上野虎の穴への初見参であった。

鈴の屋の上にあるお店で、たいへんおいしいお昼をいただいてから(Yさん~匿名をご希望~ごちそうさまでした)、いざ出陣。まず昼の部はリミットホールデムの「スト杯ミニ」である。3000点持ちのリミットホールデムだから、まあのんびりやればいいだろうと思っていたら、ぐんぐんリミットが上がって行ってそんな悠長なことは言っていられなくなった。フルハウスで勝負をかけたら、何とリバー(最後の1枚)でロイヤルを完成されて、ジ・エンド。最初の1テーブル目で脱落となった。

この後、喫茶店に場所を移して初上野のリゾカジ組が生徒、世界的なポーカープレイヤーakiさんが講師となって、コーヒーとケーキをいただきながらポーカー講習会(akiさんごちそうさまでした)。この時点でリゾカジ組はほぼ全員が脱落していたのだから、さすがは虎の穴である。akiさんのお話はとても楽しく、またケーキもとてもおいしゅうございました。

あっという間に6時になって、夜の部のノーリミットホールデム「スト杯メイン」の開始である。5000点持ちだが、ノーリミットが始まればほとんど秒殺されるチップ量だということは先週の京都でよく分かった。だから慎重に手を絞りながらチャンスを待った。幸いに今回はAA、QQといった手がきて、序盤でチップを増やすことができたが、惜しむらくはその時まだリミットが低かった。

その後、AKでがんばったのにローペアにスリーカードを完成されたり、フルハウスなのだがナッツ(その時点で考えられる最強の役)ではないというところでチップを上乗せされて下りてしまったりと、いつものジリ貧状態へと転落、4テーブルで開始してラスト2テーブル、600-1200というところで最後KTでオールイン。AKで受けられてあえなく撃沈となったのであった。

その後、隣のラーメン「一風堂」で夕食の後、あけみんさん、Yさんの海外トーナメント挑戦組を生徒に、この日のリゾカジ組引率者にして昼の部「スト杯ミニ」の優勝者ビッグさんを講師として、実戦講習会が開催されたのだが、これがまたためになった。というのは、1ゲーム終わるごとに、それぞれの手札をオープンして、どこが悪かったか、相手はなぜその額をベットしてきたのかを一回一回解説していただいたのだが、上手のノウハウをこういう形で聞けることなど滅多にあるものではない。

実は、私の手の良し悪しは「顔を見ていれば非常によく分かる」と定評があるし、私自身も隠そうとは思わない。というのは、実力の開きがある相手に下手に細工しても無駄だと思うからである。分からないのは、こちらの手がいいと分かっていながら、なぜ下りてくれないのかということであった。それが、この実戦講習会で腑に落ちたのである。第一にポジション、第二に自分の持ちチップと相手の持ちチップの相関関係、第三に場の流れ、最後にして最大のものはたぶん・・・。これはくやしいから書かないでおこう。

[Jun 6,2005]

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